タイで車を運転していると、人や物を乗せ過ぎ・積み過ぎでは？と思ってしまう車を目にすることがある。

人を乗せ過ぎでは？と思うのが、朝夕の通勤・帰宅ラッシュ時や休日に見かけるソンテオ。車体後部の座席が満席になると、後部座席に乗るためのステップにまで人が乗っており、ステップまで満員状態で走っているソンテオの車体は人の重みで明らかに後部が沈んだ状態になっている。そんな後部が沈んだ状態のソンテオは、見るたびに大丈夫なのかなと心配になってしまう。

先日、前を走っているのを見つけて驚いたのが写真のソンテオ。車内から窓ガラス越しに撮ったためちょっと画像が悪くなってしまったが、このソンテオの車体の上に積まれている荷物の高さと車体自体の高さはほぼ同じぐらい。後部座席部分にももちろん荷物がぎっしり積まれており、後ろのステップにもステップからはみ出して荷物が括りつけられていた。人がたくさん乗っているソンテオのように車体の後部は沈んでいなかったので、荷物自体は軽いものなのかもしれないが、隣の車線を走るこのソンテオの迫力はすごかった。

　　　　　　

また、見かける頻度はそれほど高くないが、やはり見た目の迫力がすごいのがピックアップトラックにこれでもかと藁を積んだ車だ。藁は荷台部分はもちろん、運転席の上にまで上の写真の荷物に負けないぐらいの高さで積まれている。このすごい高さで積まれた藁には大抵黒いシートがかけられているのだが、運転席部分を顔に見立てると、その顔の上に乗っている黒いシートで覆われた藁がきれいに整えられたリーゼントのように見えるため、ひそかに「リーゼント車」と名付けている。このリーゼント車も見かけるたびに写真に撮りたいと思っているのだが、タイミングが合わずまだ写真に撮ることができない。

日本に比べ事故を見かける頻度が高いチェンマイで、今のところ過積載が原因ではといった事故は見たことがないので、こちらが心配するほど危なくはないのかもしれないが、それでもこれらの過積載？車は見るたびに「大丈夫ですか？」と心配になってしまう。