トップ > 写真日記

写真日記


バーンロムサイ鎌倉店より初めまして

初めまして。
8月よりバーンロムサイ鎌倉店スタッフになった、清水由佳里です。

鎌倉は昨日は凄い雨でした。
今日は、台風一過の青い空です。CIMG4736.JPG
  
先日、某テレビ局のドラマを見ていた所、最後に「10年後も恋をしていますか?」というテロップが出ました。「恋」は、ここで置いておいて。。。。

10年前、10年後。先の10年を考えると、すごく長い様な気もしますが、今までの10年と考えると、案外あっという間の様なきもします。時計の刻む、1秒、1分、1時間、、、、という時間は、物差しの様に一定のはずですが、そこへ人の気持ちが加わると、楽しい1時間はあっという間ですし、退屈な1時間は長く感じられます。時間は伸び縮みするんですね、きっと。

さて、話がそれてしまいましたが、10年という時間の流れを考えた時、私はふと、10年使い続けている物があるだろうか。と思いました。よく考えるとありました。大学卒業の頃に家族にもらった時計です。皆様は、10年以上お使いの物、お持ちですか?バーンロムサイを応援して、好きでいてくださる皆様は、沢山お持ちかも知れません、

そこで、私は思ったのです。バーンロムサイの服とも、是非この先の10年を一緒に過ごしてゆきたい、と。例えば、今出ているコーデュロイのパンツなんかは、何年も愛用したら、部分的にはげて来るかも知れません。そうしたら、きれいな部分を使って、巾着を作っても良いですし。鍋敷きなんかにしても良さそうですし。。ダブルガーゼのタイパンなんかは、長年はいてすり切れてきたりしたら、何枚も重ねて縫ってかわいい雑巾にしたら、(雑巾はもったいないでしょうか)手触りも給水も良い布巾になりそうですし。。そう考えたら、なんだかワクワクしてきます。
愛着のある物しか、時間と手間をかけて、再生させようとは思えませんよね。是非皆様にも、バーンロムサイの物たちを愛着を持って使って頂き、一緒に年を重ねて欲しいと思います。

この秋冬で入荷した、人気者の古布のがま口。これらは、私たちが手にした時に、もうすでに長い年月を誰かのもとで過ごして来ているのです。古布は、ものによっては100年前のものなんかもあるとのことです。。。
CIMG4737.JPG
そう考えると、物には必ずストーリーがあるんだなと思います。
目の前の物のストーリーに思いを馳せるのも、秋の夜長に良いかも知れません。

清水由佳里|2010/09/09 (木)

前の写真日記:「家族」であること

次の写真日記:どこかで、、

写真日記一覧へ戻る