写真日記
タイの屋台料理を食卓に
『タイの屋台図鑑』、『たっぷりチェンマイ!』(古川節子さんと共著)でお馴染みの岡本麻里さんが、新しい本を出しました。『おうちでタイの屋台ごはん』というタイ料理の本です。タイの屋台や食堂、市場に行けば何処でも食べられる馴染みの料理を、家庭で作る、それも日本で作れるようにと工夫されたレシピが満載。タイ料理といえばすぐに思い浮かぶ、グリーンカレーやタイ風やきそば、鶏肉のバジル炒めなどなどももちろんのこと、さすがタイ料理(特に屋台料理)を知り尽くした麻里さんならではの、タイご飯のセレクト。
さらにタイ料理の味を決してそこなわない程よいアレンジもしてあって、料理本ブームの中、お買い得の1冊だと思います。
私はタイに住んでいても自炊する時にタイ料理は殆ど作りません。外で食べたり市場で買って来たりした方が美味しいし安いからです。最初にチェンマイに来た時にタイ料理を習いに行ったことがあるのですが、ものすご~く下ごしらえが大変だったのと、たくさん作らないと美味しくないので一人ご飯にはむいていないな・・と、その後簡単なものしか作っていませんでした。でも今回の『おうちでタイの屋台ごはん』を読んで、ならばちょっと作ってみようかな・・と、美味しそうで簡単そうで、「大変!疲れる!」というタイ料理への先入観がなくなってきます。
彼女がこの本にとりかかっていたのは、タイで一番暑い時期、さらに今年は40℃を超える日々が続く異常な猛暑。そんな中、自宅のアパートにこもり、もちろん冷房なしの中、カセットコンロ1つ、一人でアレコレ試しながら調理し、写真を撮り、執筆し・・・。広い台所にアシスタントが居て調理器具も撮影条件もバッチリ揃っている中で作られた料理本とはわけが違うのです。そしてそのような状況でもこれだけ美味しそうなタイ料理が作れるという現実を知ると、ますます「ならば作ってみよう!」という気持ちになるのでした。写真もとても美味しそうに撮れているので、スバラシイ。
お薦めの一冊です!
詳しくは岡本麻里さんのホームページをご覧ください。
http://www.kuidaore-thai.com/
麻生 賀津子 |2010/09/16 (木)
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