5月半ばから始まった新学期もそろそろ大詰めらしく、まもなく子どもたちは「秋休み」に入るとのこと。（その前には期末試験も有るらしいのですが、、。）そのためか最近は、「先生方の研修日」という名目で週末の金曜日が休みとなり、3連休になることがしばしばあります。そのような休みの日の午前中、子どもたちは何か特別な予定がない限り掃除や洗濯をしていることが多いです。この写真を撮った日、女の子たちは部屋の網戸の掃除をしていました。

ここに来た当初、バーンロムサイの子どもたちはよく掃除をしているなあと感心して見ていましたが、実は何か悪さをしたため、罰として掃除をさせられしぶしぶホウキを動かしている、ということもままあることが解ってきました。しかし、いずれにしても身の回りをきちんと片付けたりきれいに保っておくことは気持ちの良い事、それが自然と身に付き、大人になってもその習慣を忘れず続けてくれたら良いなあと思います。

毎週金曜日の夜に行われる「子ども会議」の他、ここのところ子どもたちは夜、コミュニティルームに集まってベンさんにお説教を受けたり励まされたりしている様子、近所に住んでいる私の家にも、ベンさんが喝を入れている声がよく聞こえてきます。何を話しているのかは解りませんが、難しい年頃となってきた子どもたちにビシッとものごとを説き、叱咤激励するベンさんのような人がいるのはとても大切な事と思います。そして毎晩、喝を入れ続けるベンさんのパワーはどこからくるのか？ともかくそれはすごいことと（そして日本にも今、このような"お父さん"がいた方が良いのでは？とも）、思っています。
が、、、休日の夕方、珍しくベンさんが早めに帰ってしまった後、ホームの食堂やコミュニティルームで数人ずつのグループとなりおしゃべりしたり、絵本をよんだり、思い思いにのんびりと過ごしている子どもたちを見ると、少しほっとし、和んだ気分になり、つい頬がゆるんでしまうこともあります。