先日9月17日金曜日、チェンマイ市内を流れる川、ピン川の水位が今季最大に増水しました。あと30センチでピン川が氾濫する水位に達するところまで水の量が増えました。連日降り続いた雨により、チェンマイ郊外の方で降った雨がピン川に集まることにより増水していたとのこと。チェンマイ市内の雨が止んでも、ピン川に流れる水が増えることもあるわけです。

金曜日の夕方、ピン川の様子を帰宅がてらに確認してみました。川の水が橋げたにまで達していて、このまま行くと、本当に川が決壊しそうなほど。チェンマイ市内は雨は止んでいたのですが、水は増す一方。川沿いの民家で土地が低いところは既に少し浸水し始めていて、至る所に土嚢が積まれていました。

4年前に、このピン川が決壊して洪水が起きました。家が流されるような勢いのある洪水ではないのですが、かなり広い範囲で床上浸水した家屋が多かったと記憶しています。バーンロムサイの子ども達が通っていた小学校も浸水し、数日間学校が休みになりました。

危険水位に達するか・・・というその夜。雨が降らなかったので、川のそばに様子を見に行ってみました。すると、橋の上や川沿いには同様に川の様子を見に来た人たち。更に、水位を表示する電光掲示板があるナワラット橋付近まで来てみると、軽い渋滞が起きるほどの人だかり。中には、デートがてらに来たカップルが川を背景に記念撮影していて、まるで観光地。電光掲示板の前にも人、人、人。そして、人が集まるところには、どこからか移動式の出店が集まってくるのがチェンマイ。まるでお祭りでもあったか？！というような様子。平和なチェンマイの様子を垣間見た夜でした。

一方の洪水の恐れはというと、その後は激しい雨が続かなかったのでピン川が氾濫するのは今のところ避けられています。まだまだ水位は高いままですが。このまま、雨季が終わってくれれば・・・。