写真日記
はらはらどきどき...
「雨季に停電はつきもの」と聞いてはいたものの、ここのところしょっちゅう停電が起きます。日本にいると、停電となるのは雷雨の際、変電所などの送電施設に落雷した時くらいしか考えられませんが、ここでは必ずしもそのような理由ばかりではなさそう。例えば落雷の他、
・ 雨季で樹木が茂り、その伸びた枝が電線にかかり電線を切ってしまう。
(実際に電力会社の人が電線沿いの木々の枝を切っているのを良く見ます)
・ トラックか何かが雨でスリップし、送電施設に突っ込む。
(これは本当かどうか?!)
などらしいけれど、ほとんどその原因は解らないことが多いのです。雨も降っておらず空は晴れているのに、突然停電。問い合わせをするとここハンドン郡一帯が停電しているらしいが、原因はさっぱり解らず...。1、2分で回復する時も多いのですが、そのまま2、3時間待つ事もしばしば。先週は各々所用が有って男性スタッフが皆不在の時に突然の停電、私達女性スタッフが慣れぬ手つきでゲストハウスの自家発電機のスイッチを入れようとしましたが何故かオンにならず??幸い近くにいた大工スタッフのチャイさんに助けてもらい、ぎりぎり支障無く事が進みました。本当に気が抜けません。
しかし、本当にはらはらするのは自宅でシャワーを浴びるとき。停電になると水を組み上げるポンプも止まってしまい、水が使えなくなるのです。一度、体に石鹸をつけ始めたとたんに停電、そこから復帰するまで6時間以上かかった事があります(これは今シーズン、今までのところの最長記録)。体をぬぐって部屋着に着替えそのままろうそくで本を読んでいましたが一向に復旧せず、その日は寝てしまいましたが何とも気持ち悪いことこの上無し?! 緊急用の水タンクなどを用意しておけば良いのでしょうけれども、それも水を定期的に取り替えたり何かと手がかかりそうだし...。結局「体を洗っている最中に停電しませんように!」と祈りドキドキしながらシャワーを浴びる毎日。チェンマイの雨季を通して昆虫、は虫類、両生類などの生き物の突然の出没や停電などを体験し、サバイバル能力が少し向上(あるいは単に環境慣れ)したような気がするのですが、どこにその成果を発揮したものか?そのようなことを思う雨季の終盤です。
停電とは全く関係ありませんが、映画「プール」にも出て来るお寺、「ムングンゴーン寺」でかっこ良い仏様を発見しました。このお寺のメイン、「涅槃仏」も良いですがこちらもおすすめです。
佐藤くみ|2010/09/27 (月)
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