写真日記
2バーツ硬貨
これは25サタン、50サタン、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツとあるタイの硬貨のうちの
2バーツ硬貨(古いもの)と1バーツ硬貨です。(左から)
この2バーツ硬貨は5年ほど前にできたものなのですが、1バーツ硬貨と色も同じで、大きさもほとんど変わらないので、
パッと見ではあまり区別がつきません。そのためかマジックで"2"と書かれた2バーツ硬貨をよく目にしました。
1バーツ硬貨に比べると大きさやデザインに違いがあるのであまり2バーツ硬貨と間違われることのない5バーツ硬貨も、
2バーツ硬貨のとばっちりをうけてかマジック"5"と書かれてしまったものも見たことがあります。
1バーツ硬貨と見分けがつかないとの声が多かったのか、政府関係者もそう思ったのか、
去年2バーツ硬貨は色が新しくなりました。(右が新しいものです)
これなら1バーツ硬貨に間違われることもなさそうです。
でも・・・。先日お釣りでもらった新しい2バーツ硬貨にも、しっかりマジックで"2"と書かれていました。
同じ"2"のつく20バーツ札はとても便利なお札ですが、2バーツ硬貨はそれほど便利とは思えなく、またあまり流通していません。日本の2000円札のようにこの先あまり見かけなくなってしまうのでしょうか?
ちなみにこの2バーツ硬貨は、1バーツ硬貨の次が5バーツ硬貨だと商品の値上げも5バーツ刻みとなってしまいインフレ拡大につながると、発効当時に続いていた原油価格高騰を受けて進んでいるインフレ率上昇の抑制を目的として発行されたものだ、といったニュースの記事を読んだことがあります。目立たない2バーツにはこんな使命が課せられていたようです。
鈴木 寛人|2010/10/19 (火)
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