写真日記
社会貢献ギフトとチャリティーベア
2009年5月から高島屋のギフトカタログ「ローズセレクション」に「社会貢献ギフト」が登場しました。
日頃お世話になった方たちに年に二回の進物やお香典返しは日本の伝統的な習慣ですが、時代と共に贈答品にも変化がみられます。一昔まで「お中元と言えば」飲料品やせっけん、「お歳暮」は食用油の詰め合わせ等、、、、、それからピエール カルダンのタオルセットやスリッパと言う時代もありました。その後産地直送の生鮮食品やグルメ志向の食材等へと時代と共に様変わりしてきたようですが今ではもう物は要らない、欲しいものは自分のセンスで整えたいと考える人たちも増えて来たようです。そのような中やはり感謝の気持ちはお伝えしたいがお世話になった方たちの迷惑にならず、喜んでいただけ、贈る側も満足し、結果それが社会の為になる新しい形の「社会貢献ギフト」が少しずつ根付いてきました。
平成21年度、4団体に贈られた金額は合計で14,278,600円、
私たちバーンロムサイは2,797,000円のご寄付を賜りました。この数年社会貢献と言う言葉も多く耳にするようになりましたし、リーマンショック以降人々は自分たちのお金の使い方、また世の中でのお金のあり方、自分自身の生き方など今一度見直す良い機会になっいるのは確かなようです。
高島屋ギフトカタログを通し「社会貢献ギフト」にご協力くださった皆様に感謝を申し上げます。まだご存じでない方は是非一度サイトを覗いてみて下さい。
http://www.takashimaya.co.jp/corp/csr/contribution/gift.html
2002年ホームのマスコットとして登場した「バーンロムサイ チャリティー ベア」も今年で8年。沢山のクマたちがチェンマイから日本全国へ旅立ってゆきました。日本国内の旅館や店舗、レストランにて販売させて頂いておりますし、バーンロムサイのイベントやネットショップでもお買い求め出来ます。
このクマはチェンマイのHIV感染者と山岳民族の女性たちの支援プロジェクトの一環として、フェアな賃金を支払い、縫製、綿詰め、顔付けをお願いしています。チェンマイで支援を必要としている人々の暮らしの援助をしてから、これらのチャリティー ベアは日本の皆さまのお手元へと旅立ってゆきます。
写真「三姉妹 ベア」は最近飾り付けたクマたちです。山岳民族の女性の黒いエプロンの端切れを着せ、ビーズやスパンコールを付けてみました。近々バーンロムサイのオンラインショップに登場します。これらチャリティーベアの売り上げは子どもたちの教育費や医療費として現地で大切に使わせていただいております。
寄付だけに頼らず出来うる限り自分たちで運営費を稼ぎ出して行こう!との思いで続けております「バーンロムサイの物作り」。今年も12月18日から六本木AXISビル「サボア ヴィーブル」にて展覧会を開催する予定でおります。
秋冬用のジャケットや毛糸を織り込んださき織バッグ、少数民族の古布を使った衣類や雑貨など、是非皆様に見ていただき「気に入った物を買う、それが支援となるのです!」と言う形の社会貢献にご協力いただければと願っております。一生飲み続けなくてはならない抗HIV薬、何としても手に職を付けバーンロムサイを巣立って欲しいとの願いをかなえるための学業と職業訓練の為、まだまだバーンロムサイは皆さまのご支援ご協力を必要としております。
チャリティーベアの販売にご協力いただけるお店を探しておりますのでもしもご興味がおありでしたら、info@banromsai.jp までご連絡ください!!よろしくお願いいたします。
名取 美和|2010/10/20 (水)
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