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写真日記


相性

2004年、パヤタイ国立孤児院からタムがホームに初めてやって来たことを覚えています。そこに居た人全員で「タンと似ている!タンの弟だね」と話していました。ただその後特に彼らを意識的に一緒にいるようにしたわけではないのですが、自然とタムはタンの弟分のような存在になっていました。気がつくとタンはタムにちょっかいを出したり、時々お兄さんらしく面倒をみていたりと、何気に近いところに居るなと感じることが多々あります。


ホームの中で共同生活していると、子どもたちの間でも当然相性の良い悪いはあるわけで、そういう意味ではタンとタムは雰囲気や悪ガキ度も含め、当初から何か通じるものがあったのでしょう。


二人ともそれなりに特異なキャラクターの持ち主。今の時点ではタンもタムも親や親戚が居るのか、探せる可能性があるのか分かりません。でも血は繋がっていなくても、こうして縁あってバーンロムサイに来て一緒に暮らすようになったのですから、これからもずっと個性的な「兄弟」として付き合っていって欲しいを思います。10年後タンは22歳、タムは18歳、いったいどんな青年になっているのでしょう!!


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『テンモー』

先月末、テンモーは病院で手術後何度目かの検査をしました。お医者さんからは特に問題はなく、次は3ヶ月後で良いと言われ、一安心です。目立った後遺症もなく、時々フラッとすることはありますが、傷口が隠れるように髪の毛も生え、来年の5月に学校へ通うまではホームでスタッフの手伝いをしたり、日本語の勉強をしたり、他の科目の復習をしたりして過ごします。

毎週火曜日の午後2時間(本人が1時間を2時間に延ばして欲しいと自己申請)裕子さんと私と一緒に日本語の勉強をしています。なんだか以前よりも記憶力が良くなったような気がするのですが・・。苦手だったカタカナも間違えずに書けるし、単語の覚えも早いのです。私たちの準備が追いつかない、、と嬉しい悲鳴。すでに来年末に日本語検定試験を受けよう!と話しています。日本語が得意なことが様々な自信に繋がり、ナットのように良い効果が生まれると嬉しいです。

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ティムさんと一緒に夕御飯の準備をするテンモー


『季節の移り変わり』


朝の散歩の時にカメラを持って行きました。


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お母さんに捨てられ、最近大工のチャイさんが飼い始めたモムメン君です。若いのか歳をとっているのか分からない複雑なかわいい顔をしています。なので散歩仲間が一匹増えました。


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モムメンがとても小さく見えます


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バナナが実っているかと思うと、紅葉したような秋の気配が・・。このあたり大雑把な季節の変わり目でタイらしいです。

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この木はピーブといいます。白い花がとても良い香りです。

緑だったところもだんだんと茶色くなってきました。もうすぐ吐く息も白くなる日がやってきそうです。


麻生 賀津子|2010/11/12 (金)

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