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山岳民族の村


今日はこの季節には珍しい(と聞いています)雨降り。それも通り雨ではなく昨夜からずっと降り続いており、先の雨季ですらこのように一日中降り続くことは滅多にありませんでした。これもやはり異常気象のひとつの表れなのかもしれません。しかしこれから5月半ばまで続く乾季、暑季に備えて未だ十分に水が蓄えられていない貯水池のことを考えると、恵みの雨とも言えなくはない?その国やその地域ならではの事情を考えると、簡単に良し悪しを判断するのは難しいと思う今日この頃です。

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雨の後に、、プールの前で。


水の問題もそうですが、日本にいるとなかなか身近に感じる事の出来ない問題がここタイにもたくさん有ります。例えば、ひとつの国に多くの民族が住んでいる、ということもその一つかと思います。日本は基本的に単一民族国家ですが、タイ北部には10以上の少数民族・山岳民族の人達が生活していると聞いています。実際にバーンロムサイにも少数民族や山岳民族出身の人達が多く働いています。

タイの山岳民族の人達は、偏見と差別により国から身分証明をもらうことがなかなか出来なかったり、政府の優遇政策の対象とならなかったりするようですし、何よりもこれといった産業の無い寒村で貧しい生活を送っている人達が多いとのこと。さらに最近では、国境付近に住むミャンマーの少数民族が、ミャンマー政府の迫害から逃れてタイ北部に住み、その日暮らしを送っているそうです。これまでの写真日記にも、ミャンマーから来た山岳民族の家族の子どもがバーンロムサイの子どもと仲良くなって遊んでいたにも関わらず、急に一家揃っていなくなってしまったことなどが書かれていましたが、彼らは毎日身の危険に曝されながら生活しているようです。

山岳民族の人達に少しでも豊かになってもらおうと、コーヒーや果実など、換金作物の育て方を教え産業を起こす手伝いをする人や団体も増えてきているようですし、インフラ開発の支援なども始まっているようですが、聞いた話ではやみくもに道路を整備し、電気や水道などをひけば良い、というものでは無いらしく、逆に電気が通じたためにテレビが欲しくなり、テレビを買うために隣人同士で諍いが起きたり、娘を都会へ買春させに行かせる、ということも起きるそうです。保健や衛生面など、病気や怪我をしないよう支援することは大切なことと思いますが、単に先進国と同じ状況を作ってあげれば豊かになるだろう、という発想は誤った結果を招くようです。

そして例え質素な生活を送っているにせよ、山岳民族の人達の生活にはとても豊かな文化が有るようです。色とりどりの民族衣装が物語るように、ゆっくりと時間をかけて丁寧に織った布や刺繍、そして山で採れる様々な植物、ハーブや木の実などを使った健康に良い料理、その部族に伝わる伝統的な踊りやお祭りなど、、、。時間に追われることなくゆったりと生活する中で育まれる彼らの文化から何かを感じてみたい、、、私は山岳民族の村をまだ訪ねた事はないのですが、チェンマイに滞在する間に是非行ってみたいと思っています。


ここで宣伝となりますが、2月に催行を予定している「たっぷりチェンマイ!6日間の旅」では、この旅行をプロデュースしてくださる古川節子さん、岡本麻里さんの知り合いの方が住んでいるカレン族の村を訪ねます。チェンマイの街中に近い場所で、ショーの間だけ民族衣装を着け、すっかり観光ビジネスに馴れきってしまった山岳民族村に行くのとは全く別のツアー企画です。彼らの生活している家へ行き、伝統食のおもてなしを受け、機織りや古くから伝わる踊りを見学するなど、彼らの素朴ながらも私達には無い豊かな生活に触れる機会です。是非、皆様の参加をお待ちしております。


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カレン料理を教えてくれるダーオさん(写真・古川節子さん)と、機織りをするカレンの女性。


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今年2月に催行し、大好評をいただきました「たっぷりチェンマイ!の旅」が
ふたたび来年2月に!現在ご参加申し込み受付中です!
(ご旅行期間:2011年2月17日(木)~22日(火)4泊6日/
企画・主催/JTB首都圏+Ban Rom Sai *タイ国政府観光庁もお勧めの旅です。)

今回もガイドブック「たっぷりチェンマイ!」の著者、岡本麻里さんと古川節
子さんがプロデュース、チェンマイのユニークな見どころ、食べどころ満載の
旅です。勿論バーンロムサイ・ゲストハウスにも宿泊!「たっぷり、ゆったり」
の旅に是非ご参加ください!


ご旅行期間:2011年2月17日(木)成田発 ~2月22日(火)朝:成田着(4泊6日)
ご旅行代金:大人お一人様 169,000円
      (2名1室の場合:詳細はリーフレットの裏面をご欄下さい。
       燃油サーチャージ 目安12,600円 成田空港使用料2,040円
       旅客サービス保安料500円 海外空港諸税目安1,900円を
       別途お支払いいただきます。 目安は11月22日現在)
お食事:朝食4回/昼食2回/夕食3回
利用航空会社:タイ国際航空、日本航空、バンコク・エアウェイズ
       (エコノミークラス利用)
ご利用ホテル:カンタリーヒルズ、バーンロムサイ ゲストハウス
募集人員:10名様
最少催行人員:6名様
募集締切:2011年1月14日(金)
お問い合わせ・お申し込み:(株)JTB首都圏 法人営業新橋支店 担当:那須さん/齋さん/榎さん
              TEL. 03-3504-0794 / FAX. 03-3502-3169

             バーンロムサイ担当 佐藤くみ kumi@banromsai.jp

*このホームページのトップ、「お知らせ」のコーナーの12月6日告知より、リーフレットのPDFをダウンロード出来ます。是非ご覧下さい。 


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カレンの村へ行く途中、象にも乗ります!!

佐藤くみ|2010/12/17 (金)

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