容赦ない?!

先週の王様の誕生日、そして今週の憲法記念日と、タイの祝日が週末と重なり３連休が続いています。子どもたちはサッカーの練習をしたりミニ・ドッジボールをしたり思い思いの休日を過ごしています。子どもたちの掃除の様子を伺えるのもこのような時。平日の夕方はいつも落ち葉をかき集め庭掃除をしていますが、週末は自分たちの部屋や食堂の他、私達のいるオフィスも掃除してくれます。彼らは意外にも丁寧に、そしてきれいに掃除をしてくれるのでとても助かっているのですが、、

面白いのは食堂での「容赦ない掃除」。例えば、誰かが何らかの理由で遅れて食べ始めると、先に食べた子どもたちはさっさとテーブルの上に椅子をのせ始め、床掃除を始めます。容赦ありません。食べ続けている子どもは椅子に囲まれて食事をする事に...。「だらだらしていた」とか「遊びながらいつまでも食べている」など、どうやら遅れて食べ始めた子どもに何かしら同情出来かねる原因がある様子、、、椅子に囲まれながら食べている子どもも特に怒るわけでもなく...。これも子ども同士のコミュニケーションのひとつ？と思いながら見ています。

さらに「容赦ない」、子どもたちの掃除法を見かけました。テーブルの上に「ザーッ」と水をまいた後、子ども２人がテーブルの左右から一本の雑巾を持って「雑巾がけ」をするのですがいたって大胆、床はテーブルからこぼれた水でびちゃびちゃに、、、これをモップなどで拭き取るのかと思っているとそのまま自然に乾くのを待つのだそうです。これはやはりここ南国、タイならではの作法と、子どもたちの「容赦ない」掃除に文化の違いを感じるのでした。

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ペタング（ペタンク）大会に向けて

来週の日曜日（19日）は村の子どもたちと合同の「ペタング大会」があります。これは今年度のプロジェクト、「村の子どもとの合同イベント」の今年最後のイベント。地元ナンプレー村の人達との交流を図りHIV感染孤児であるホームの子どもたちへの理解を深める事、また貧困家庭やミャンマーから避難して来た少数民族の家庭が多いナンプレー村の子どもたちに楽しんでもらう事を目指した「合同イベント」ですが、これまでに「運動会」、「キャンプ」、そして「卓球大会」が行なわれてきました。回を重ねるごとに子どもたちも、また関わった大人も楽しみ、村の人達との親睦がより深まってきているようです。

昨日はサッカーの練習の後、ホームと村の子どもたちが集まって試合の対戦相手を決める会議が図書館の前で行なわれていました。また来週、子どもたちも大人も皆、エキサイトしながらペタングをしたり、応援したりする事になりそうですが、今からとても楽しみです。