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写真日記


古きを知り...


明けましておめでとうございます。新年早々、今日は事務所の大掃除をしました。「え?!タイでは年明けに掃除をする習慣が有るのですか?」いえ、そういう訳ではありません。昨年の4月、5月のような日中45℃を超える猛暑の日々に備えて、コンピューターが壊れることなくちゃんと作動出来るよう、納戸をクーラーの利いたホストコンピューター専用室にするための片付け作業です。

今まで知らなかったのですが、バーンロムサイが開設した1999年当時は、

・現在私達が作業をしている「事務棟」。
・現在縫製場となっている建物:そこが子どもたちの住まいだったとのこと。
・アトリエのある建物:昔、子どもたちが病気や差別のため学校に行けなかった時代にホームスクールが行なわれていました。

この3つの建物しか無かったそうです。

現在は3つの建物の他、男の子の住まいと食堂の有る建物、女の子の住まい、そして図書館とコミュニティルームの有る建物、そしてかつて子どもたちがエイズを発症してしまっていた時代、症状の重い子どもや感染症にかかってしまった子どものための建物(現在は主にスタッフの予備宿泊施設として使用されています)、薬品倉庫があります。


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事務棟と縫製所、そしてアトリエのある建物。


納戸を整理していると、会計や子どもたちの医療関係の記録などの他、スタッフやボランティアの方による日誌や写真、子どもたちの描いた絵など様々な資料が出てきて、つい掃除の手をとめて読み入ってしまいます。その膨大な資料を事務棟の2階の倉庫に運んだのですが、2階の一室にはすばらしい木彫りの壁面のある部屋があることを始めて知りました。おそらくタイ北部の独特の建築様式なのだと思いますが、大きな木彫りの迫力に驚きました。かつてここは図書室だったそうです。

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見事な木彫りの壁。


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事務棟の2階。このような階段を上がってゆきます。


バーンロムサイのこと、子どもたちのこと、そしてタイのことを知るため、昨年3月にチェンマイへ来て10ヶ月が過ぎようとしています。それだけの月日が経ちましたが、バーンロムサイの今日に至るまでのことなど、まだまだ知らないこと、知るべきことが多いと思う今日この頃です。知らないことで時に失敗もあり反省...、、あと残りのチェンマイ滞在の日々を大切に過ごし、感じた事を瑞々しく伝えられるようになりたいと思います。

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初詣に行ったワット・プラシンでお供えをしたハスの花。


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佐藤くみ|2011/01/05 (水)

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