写真日記
時間の不思議
皆様、新年を迎えいかがお過ごしでしょうか?
日本はいよいよ寒く、それ故に何とも凛とした日々です。しかし、朝、水に氷が張っているのを見た時は...やはり震えてしまいます!
タイとの最高気温の差は知れません!!
さて、先日あるイベントに参加し、「暦」たるものについてちょっとだけ勉強する機会を得ました。
むかし(明治維新頃まで)は、日本も旧暦が使われていたし、各地域によっても暦があったそうです。
例えば農においては、農暦があり、種付けから植え替えや収穫、それぞれのサイクルによって自然と調和して作業が行われていました。
旧暦から現行の暦に変わった理由は諸々あるでしょうが、人間優先の考えだったというのが何とも言えません。
出産や月経、産卵など、人間の体も動物の体も、太陽と月の影響を受けているのは未だに変わりませんが、月の満ち欠けを見ることもできないくらい忙しく生活している人々が居るのも事実でしょう。
私は今、鎌倉に住み、この町は私にとってちょうどいい塩梅で、力も抜けるし、山や海がすぐ近くにあるし、大きな建物もなく、自然との距離感がぐっと近い。だから大好きです。
同じ時間が流れているはずなのに、24時間が平等に与えられているのに、時間が本当に同じ様に流れいるとは思えないくらいゆっくりだったり、早かったり、そんな経験は皆様におありかと思います。
人生の時間が決まっていて、その中で感じたり経験できることがあるのならば、やはりどんなことでも楽しんだり、出来事から学んだり、
悲しみを増やすのではなく、喜びを増やせるように、
そんな新年の心持ちです。
皆様本年も、よろしくお願い致します!
そして、旧暦の小噺。
「明けましておめでとうございます」の意味をご存知ですか?
私は先のイベントで大変感動しました!
明ける、というのは文字通り、日=太陽と、月を意味します。
旧暦での新年は、新月の日。今年は2月3日です。
その新月、太陽が上がると同時に、実は目には見えないけれど、太陽と地球の間に月が存在しています。
その、太陽と月が巡り巡って再び一緒に上がって来てくれたことに対して、
畏怖と感謝を込めて「明けましておめでとうございます」
というのだそうです。
旧暦の新年を過ぎた頃、私も少しだけバーンロムサイに行くことになりました。
縫製場や子どもたち、現地の空気を、感じてさらに鎌倉のお客様方へ還元できるようがんばります!
鎌倉は今、初詣の方も少なくなり、ゆっくりと楽しむことができます。
お店にも是非足を伸ばしてください。引き続きセールも行っております。
お待ちしております!
野澤 彩|2011/01/14 (金)
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