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絵本読み聞かせの旅

バーンロムサイでのボランティア終了後、日本に帰ってからも子どもたちと繋がっていたいという気持ちでゼロからスタートした「絵本読み聞かせプロジェクト」も、スタートしてから2年と半年が過ぎようとしています。

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プロジェクトの軸である「絵本読み聞かせの旅」は、おかげさまで、計6回の旅で総勢46名の方にご参加いただくことができました。旅の成果は、バーンロムサイと国立孤児院へそれぞれ46冊ずつの絵本の寄付と、参加者の方から少しずつ頂いたご寄付。それから何よりも、子どもたちの笑顔です。

この旅では、学生さん、社会人、主婦の方、たいていは、おひとりで参加されて、一週間を過ごすうちに、みんな家族のような、長年の友達のような様子でチェンマイからお帰りになります。チェンマイの自然と子どもたちのおかげですっかり打ち解けてしまうようです。

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子どもたちは、毎回初めて出会う絵本に入り込み、一生懸命タイ文字を目で追いながら、参加者の方と声を出して、絵本を読んでいきます。参加者は、最初は練習してきたタイ語の読み聞かせに必死の様子ですが、子どもたちはみんな、膝に抱っこしてもらったり、寄り添ったりと、嬉しそう。絵本を中心に自然と距離が近づきます。

そして、最初に考えていた言葉の問題、この心配はありませんでした。どうしても必要であれば、私が通訳をするのですが、みんな、タイ語が出来ずとも、子どもたちの言っていることが身振り手振りとカタコトの日本語でわかってしまうようで、どんどんコミュニケーションをとって、仲良くなっていきます。毎回、こちらがびっくりさせられるくらいです。

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ボランティア時代、「子どもたちが絵本を一緒に読むのを楽しんでくれた。」そんなささいなことから始まったプロジェクトですが、旅が終わっても子どもたちに手紙や写真を送ってくださる参加者の方々、再び子どもたちに会いにいってくださる方々、バーンロムサイの展覧会に足を運んでくださる方々を見ていると、この絵本の旅を通じて、確実に子どもたちを応援する輪が広がっているのを感じています。

次回の絵本読みきかせの旅は、3月の下記の日程となっています。まだまだ募集中ですので、ぜひ興味のある方は、ご参加いただけたら嬉しいです。

●タイ・チェンマイ 絵本読み聞かせの旅
2011年 3月10日~ 3月16日
2011年 3月17日~ 3月23日
旅の日程や料金についてはこちらをご覧ください↓
http://www.jeps.co.jp/thai/thai_ehon.html

絵本読み聞かせプロジェクトについて、詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.ehonyomikikase.org/
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伊藤 美和|2011/01/25 (火)

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