写真日記
カービング
先日食事をした際に、このような飾りが添えられていました。
きゅうりで出来た『木』です。
これはすごい、どうやって作るのだろうと感心していたら、お店のタイ人シェフの方が実演をしてくださいました。
縦に細く包丁を入れていく。
横に切れ目を入れて右に左に開いていく。
出来上がり。
こんなに細かい作業は大変そうだと思い、お店の方に聞いてみると、「包丁を握って1年もしたら誰でも出来ますよ」とのこと。
これは包丁を使っているので、和食の飾り切りのワザに近いのだと思いますが、タイには小さなナイフ1本で彫り上げるカービングがあります。スコータイ王朝時代からはじまる伝統的文化で、すいかがバラの花のようになったり、野菜が鳥になったり、私たちの目を楽しませてくれます。タイ人は本当に手先が器用だと感心させられます。タイに来た際やタイ料理を食べる際には、名脇役のカービングにも注目してみると面白いかもしれません。
菅野 裕子|2011/02/03 (木)
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