写真日記
ブーンスムさんの写真館 その2
2月7日のくみさんの日記にあるように、チェンマイの旧ホテル、シープラカートでの写真展「ブーンスムさんの写真館」は、とっても盛況で、2週間ほど会期を延長。3月13(日)が最終日となりました!
そして先週の土曜日、チェンマイ出身の保母さんに「一緒に行かない?」と声をかけたら、子どもたち数人も連れて行くことに。写真展に行くというより、外出できる!という感じだったので、落ち着いていられるか不安だったのですが、古いチェンマイの写真を見ながら、ブンスームさんの分かりやすく丁寧な説明をかなり真剣に聞いていた子どもたち。特にピーダオはブンスームさんへ質問の嵐で、彼女のような積極性が他の子どもにもあれば・・・と思っていたら、何気にミルクが小さな声で質問していました。よかった・・。
昔のピン川やターペー通りの写真、「どう撮ろうか一生懸命考えるのですか?」とピーダオが聞くと、「自分の自然な気持ちのままにシャッターを押しているんですよ」とブーンスムさん。殆ど表に出ないで山奥で暮らすムラブリ族(黄色いバナナの葉の精霊と呼ばれる山岳民族)の貴重な写真、昔のソンクラーンや洪水の様子、古い街並み・・・、一瞬タイムスリップしたような心地良い空間での写真展でした。
同行した保母のレックとプーは、チェンマイの人なので、幼いころに覚えている風景もあり、食い入るように写真を見ては、ブンスームさんに質問したり、話を聞いていました。
何よりも、自分たちが今住んでいるチェンマイに関係した写真展、あまり見る機会がない古い時代の写真、古都チェンマイを大切に守っていかなくてはと多くの人が感じたに違いありません。子どもたちにとっても滅多にない良い経験になりました。
「現在のチェンマイの変貌は大変なものです。場所によってあそこに以前何があったのか思い出すのさえ難しい変わりようで、当時をよく知る人たちでさえ、昔のチェンマイの写真を見て目を疑うほどです。
チェンマイの人たちが協力して良いものを保存し、次の世代へ残していくことを心から願っています。
ブンスーム・サータラーバイ」
写真集「想い出のチェンマイ」巻頭にあるブンスームさんからのメッセージです。
『ペット バンコクへ』
学校の絵の大会で入賞したペット。今月30日に他の生徒6名と一緒になんとバンコクの全国大会へ出場するそうです。飛行機に乗れるかも・・・とすっかり上機嫌のペットは、次の作品にとりかかっていました。
黄金の仏像のまわりには、スー兄さんが太鼓を叩いていたり、メガネをかけている誰かが鐘をならしていたり、ペットワールド満載!
サッカーの影響もあり、最近逞しくなって来たペット。彼独特の発想は、健在です。この個性を大切に、育っていって欲しいです。
『報告』
先日日記に書いたヌンの専門高校の筆記試験結果は、見事合格!!!!
そして9日に面接試験を受け、15日に最終結果がわかります。
面接の質問を聞くと、「今、タイで一番値上がりしているものは?」「今の首相は?」
「何の勉強をしたいのか?」「音楽で好きなものは?」などだったそうで、全部きちんと答えられたと、自信満々。特に音楽はギターに夢中になっていたので、良く答えられたと嬉しそう。首相の名前を知っていて安心しました。15日の結果で本当に合格したら、今度こそ3年間真剣に勉強して、念願の自動車修理工の資格を取って、希望するところに就職して欲しい。15日までまだドキドキは続くのでした。
麻生 賀津子|2011/03/10 (木)
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