写真日記
ピーの話
タイ語でお化けや精霊のことを「ピー」といいます。
タイ人はピーの話が好きなのか、もしくは恐いけれど、恐いものみたさで話題にしたいのか、よくピーの話を聞きます。
ピーが出てくるホラー映画も多いし、ドラマの中でもピーが登場することがよくあります。
バーンロムサイの子どもたちも、また大人であるスタッフ達でさえも「あの家にはピーが居る」だとか、「夜、一人でピーが恐くないの?」などと口にします。
そして最近子どもたちの間で話題になっているのが、バーンロムサイに出没するというピーの話。
夜遅い時間にヌンがゴミ捨て場に向かって歩いていました。
男の子の家から、女の子の家の前を通り過ぎ、ICUの建物を通り過ぎようとしたところ、ICUの屋根に人影が・・・。
年頃の男の子がICUの屋根にいたのだそうです。
その後、他の人を呼びに行きましたが、その時には既にもう居なかったそうです。
誰だったのでしょうか・・・?
ピー?泥棒?幻・・・?
お化けを見たことがないという小さい子どもたちは「ヌン兄ちゃんは見たんだよ!」、日本語で「お化けお化け!」と興奮気味に語ってくれます。
もうひとつ、「私は見たことがないけど・・・」というガンニガの話によると、女の子の家のところにもピーが居たのだそうです。
こちらは白い布を頭に巻いた幼い子が泣いていたのだそうです。
アーパイではないようなので、こちらも一体誰なのでしょうか・・・?
私はピーを見たことがないし、あまり信じない方ですが、またバーンロムサイにピーは現れるのでしょうか?
バーンロムサイの名前の由来になっているガジュマルの木には良い精霊が宿っていると聞きます。是非子どもたちをしっかり守ってもらいたいです。
菅野 裕子|2011/03/02 (水)
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