写真日記
ダブルランチ
バーンロムサイでは、食費を払いホームで昼食と夕食を食べる人と、自分で持って来て食べる人がいます。縫製場でも両方のパターンに分かれているので、自分で食べる人達は、おかずを持ち寄ったり小さな台所で作ったりしています。先日お昼前に縫製場へ行くと、「カノムジーン(素麺に汁をかけて食べるもの)食べてゆかない?」と誘われました。
裏の小さな台所には大鍋に真っ赤な汁と大量の麺、そして高菜漬けや野菜など豊富なトッピングが並びます。
なかなかしっかりした、そして通常より少し辛めの汁は美味。欠かせない揚げにんにくや野菜をたっぷりのせて、いただきました。
作ったのはサーイさん。縫製場の北タイおばちゃん達のお昼は、かなりそそられるのです。
さて、この日のホームのランチは、エンタフォーというクッティアオ(ラーメン)。スープにタオフーイという腐乳(酸っぱい味噌のような味がする)を入れるとスープがピンク色に染まり、最初は「何コレ?!」と思ってしまうラーメン。
ホームの日本人スタッフにはこのタオフーイを入れないで普通のスープで食べる方が好まれているようです。
今日も肉や野菜や厚揚げやつみれなどトッピングが豊富で、なんだかんだ言いながらランチ2食目を食べてしまいました。
野菜がたくさんだから・・と言い訳しつつ、確実に太ってゆくのです。
『野菜』
隣接する土地で始めた農業。まだまだ手探りですが、キュウリやほうれん草に続いて、レタスを収穫しました。ラーメンのトッピングとしても、炒めても、スープに入れても、付け合わせの野菜としてもタイではとても良く使う食材。有機栽培だから安心です。上記のエンタフォーにもとれたてのレタスがついて来て、ホーム内で収穫したものが食材として使われるというのは、なんともシアワセなことです。
そして今、畑にはトマトが実り始めました。かなりの数の実がなっていて、一斉に収穫となると大変そうです。生でもよし、炒めても美味、スープやカレーに、カノムジーンにとこの小さなトマトもタイ料理では大活躍。
今までコックだったプロイさんは保母さんとなり、1月から新しくコックさんとして働いているエムさん。畑まで出向いて野菜を持って来て、料理に使います。
まだ大勢の食事を作るのにとまどう事も多々ありますが、色々経験しながら美味しい料理をこれからも作って欲しいです。何よりも彼女は料理を作るのが大好き!「美味しかった、ごちそうさま」と言った時の嬉しそうな笑顔が素敵な,新しいバーンロムサイのコックさんに、期待です!
麻生 賀津子|2011/03/03 (木)
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