最初に、東北・関東大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

20日ぶりの写真日記です。

タイで4月は一番暑い月、そしてタイのお正月ソンクラーンがある月でもあります。いつものような猛烈な暑さはまだ来ないのですが、それでも日が長くなり、日中の日差しも強くなって来ました。首の後ろが日焼けでヒリヒリします。
子どもたちもソンクラーン（水掛け祭り）に出かける日を楽しみに待ちながら、長い夏休みを過ごす日々。

ホン君とちひろさんが来てくれる日は、アトリエが賑やかです。新たに子どもたちの様子を伝える「美術新聞」を作ることになり、その撮影担当がプロイ、編集担当がミウとなりました。強制ではなく、自分から何かやりたい！と言って来た子どもだけが参加する今のアトリエは、なんとも活気に満ちています。自分で考えて創る・・、その子どもの背中をちょっと押してくれるホン君とちひろさんたち。
このアトリエの様子、また後日ご紹介します。楽しみにしていてください！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そして子どもたちの報告です。

一昨日30日で、無事全員卒業式、終業式を終えました。今回は一人も落第する子どもが居なかったのは何よりです。

アーパイは幼稚園を卒業、ついに赤い制服の子どもは一人も居なくなりました。

ダオとミウとボーイも小学校を卒業し、なんと5月から中学生です！信じられません！！

ゴイはチェンライのホームステイ先で中学を卒業し、ホームに戻って来ました。もともと勉強は得意ではない彼女、でもやりたい事はたくさんあり過ぎて迷った末、料理の勉強をしたいと自分で決めました。専門高校ではないですが、料理のコースのある学校に通うことになりそうです。ちょっとだけヤンキーになって戻って来たゴイでした。

先月の日記に、ヌンが専門高校の筆記試験に合格後、面接を受け自信満々と書いたのですが、そして合格すると誰もが思っていたのですが、面接で落ちてしまったのです。相当落胆したようですが、これも彼にとっては良い試練、良い経験になります。落ち込んでいる場合ではないので、新たに学校を自分で探し、値段の安い私立の専門高校で自動車修理工のコースを学ぶことになりました。将来やりたい事がぶれていないヌン。ちなみに私立の専門高校は試験なしで定員制。入ってからが勝負です。

中学1年から古典芸能学校に通っていたスラチャイ。実技は問題なかったのですが、勉強が全くついてゆけず、さらにどうやったら落ちるの？！というボーイスカウトの授業も落とし、結局昨年落第しました。今年こそ中学を卒業、ということで、スタッフのベンの厳しい監視のもと、1年間落とした学科を履修し、ついに先日卒業することが出来ました。しかし問題はこれからです。やりたい事が見つからない彼は、ツリーハウス制作と大工さんの手伝いをしながら今後のことを考えます。でもバーンロムサイの中でやはりアーティスティックな才能があるのは、スラチャイが一番だと思っているので、なんとかその才能やセンスを生かした何かを見つけて欲しいと思っています。