写真日記
これから、、
3月11日の大震災から今日で1ヶ月。地震や津波の様子は映像を通してしか知らない私でさえ、怖い夢を度々見ます。実際に災害に遭われた方々があの状況を体験され、家族、友だち、同僚を亡くされ、今も続く余震と原発事故、将来に対する不安を抱え、不便な避難所で暮らし、繰り返し怖い夢を見、耐え忍んでいらっしゃると思うと、今身の回りで起きている問題など物の数にも入りません。
東北地方が直面している問題、大変な国難ですが必ずや立ち直るでしょう。これだけの犠牲の上に「復興」する日本は今まで以上に心地よい国にならなくてはなりません。ゼロから町や村を作り直す、必ずや多くの国内外の人たちが協力してくれるはずです。時間のかかる大変なプロジェクトとなるでしょうが、ソフト・ハード面で他の地方がうらやむような気持ちの良い東北地方をつくり上げてください。
バーンロムサイ開園から今日までの間、多くの人たちが私たちを助けてくれました。それぞれが自分の出来る事を持ち寄った結果、今のバーンロムサイがあり、子どもたちの命が守られています。この12年間我々は支援される側に身を置いて来ました。そこで思うのは困った時「やってもらいたい事を」誰かに「やってもらう」。当たり前の事ですがこれが支援の原点なのではないでしょうか。「やってもらった側」は助かり、「やってあげた側」も気分が良いものだと思います。そして人はそのどちら側にもなりえるのです。
この東日本大震災と原発事故がきっかけとなり、日本人はいろいろ考えざるを得ない状況となりました。この国難は国民一人一人の意識改革なくして乗り越える事は出来ないでしょう。物が溢れ明るく便利である、、、、これが幸せや豊かさの象徴ではないし、人や物、形ある物はいつか必ずや壊れ消えてしまうと言う現実を見据え、原点に立ち戻り考える必要があるのではないでしょうか。何が大切な事か気づかされる時なのでしょう。
今までは国際的にも支援をする側だった日本が今回は支援を受ける側となりました。これを機に政治家や霞が関の役人たちに、今一度自分たちの姿を見直し真摯に国を憂い、国の立て直しの裏方となってもらいたいものです。それぞれの分野に精通した我欲のない若い能力ある人材を、この際率先して取りこんで下さい!この大災害に際し彼らが如何に迅速にフットワーク軽く支援に乗り出したか!
いつまでも此処に留まり落ち込んでいても仕方ありません。
5年、10年後の日本を楽しみにしていましょう!
THINK POSITIVE!! THINK ONCE AGAIN!!
名取 美和|2011/04/11 (月)
前の写真日記:デブ パイナイ?