ご無沙汰しておりました。
鎌倉では新緑もにょきにょきと芽吹き、そして育ち、
目に飛び込んで来る大いなる圧倒的な自然が息をしているのを感じます。

みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか？

私を取り巻く、日本を取り巻く、世界が3月11日以降変わりました。
けれども本質は目立たず、何事もなかったかの様な、同じ様な時間も流れていてとても不思議でした。

まず、できることから始めよう。
そう思って由佳里さんのご紹介もいただいた「声を上げる」というまさに「一歩」を歩み出したところです。

吸い込む空気、食べる野菜や魚や肉、降り注ぐ恵の雨。
なにをとっても以前とは違います。

けれど、私たちは選択し、行動できます。
電気についても然り。
『愛の反対は無関心』という持論のもと、
脱無関心というわけで、鎌倉店も電気の必要量を考えました。

そして管轄である東京電力さんに来ていただき、「アンペアダウン」という工事を施工しました！
もとは友人から教えてもらったこのアンペアダウン。
環境・文化NGOのナマケモノ倶楽部というところが推奨している活動です。

そもそも電気って、照明や看板、輝くネオンって、そんなに必要なのかしら。
家で煌々と灯す光は、そんなに必要なのかしら。

電気が生み出され、やって来るところさえ知らずにいた私でしたが、
今回のアンペアダウンもひとつの行動でした。

今までの60アンペアから、30アンペアへ。
一番電気の消費が激しいと思っていたパソコンでさえ、消費量は3アンペア。

一般の家庭でも100アンペアというところは結構あります。
けれどこの工事、ブレーカーを交換するだけなので、無料で15分程度で終わってしまいます！

実際の使用している電気量を見ながらふさわしい数値に合わせてくれるので、気軽にお問い合わせすることをお勧めします。

目に見えること。それは私たちも責任を持って関われる。
目に見えなくなると、急に無関係なことの様に思えてしまう。
電気もゴミも、大量生産される数々のものも、私たちの中で遠いどこかのお話になってしまうときにきっと、そのどこかで誰かが苦しんだりしている。なにかを傷つけたりしている。

自分たちで作れる範囲で世界が完成されるものではないのが現状だとしたら。

どこかの誰かが辛く思うような、なにかが傷つくような世界ではなくて、
どこの誰もが、すべての命が幸せであれる様に。

そう思い描けば、行動に繋がり、まわりの環境が変わっていきます。

ban rom saiでは手織りや草木染めの商品、手漉きなど、手仕事で紡がれた大切な品々を販売しています。お店の中はそんな商品がたくさんあります。
可愛くて人気の高い手作りのタッセルなんかもあります。

縫製場での作業も、わいわい楽しく、時にハードに、そうやって愛を注いで作られたものは私たちにとっても愛おしく、販売するのも楽しいものです。

一昨日終了したサボア・ヴィーブルさんでの展示も大盛況だった様です。

いろんな動きもありますが、いよいよ由比ガ浜商店街には紫陽花も飾られてシーズンが始まろうとしています。

風向きや雨には気を配りながら、それでも素敵な紫陽花を見に鎌倉へお越しの際はお店にも是非お立寄くださいね。

お待ちしております。