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お疲れ様でした

事務所のスタッフとして2年弱の間仕事をしてきた裕子さんが5月末をもってホームを去ることになりました。
3月11日の東日本大震災で実家が被災され、その後一時帰国をして考えた末の決断。
同じ時期に一緒にバーンロムサイへやってきた私にとってはとても寂しいことでした。

ですが今は彼女の決断を尊重し、今後もせっかく知り合えた縁を切らさないようにしたいと思っています。

最後は子どもたちと一緒にいられる日に好きなものを作ってもらってランチを一緒にし、子どもたちからお別れの言葉をもらったりするのが恒例の儀式なのですが、そういうことが一切苦手なのでやめてほしいというのが裕子さんの希望。

では日本人スタッフだけでも最後にお食事を、と言っても本当に苦手なのでやめてくださいと言われ、静かに去りますというクールな裕子さん。

最終日の5月31日、裕子さんは子どもたちが学校から帰ってくるのを待っていました。
お別れをされるのは嫌でも最後に子どもたちにお菓子のプレゼントを用意していたのです。

ベンさんに渡してもらおうと思っていたら、夜の子ども会議で渡したらいいという話になって、結局はベンさんの計らいで子どもたちからも代表で何人かからお別れの言葉がありました。

ビーとタンからそれぞれお別れの言葉。

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その後スーが大きい子代表であいさつ。

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最初はこんなに笑顔で話していたのに、すぐに言葉に詰まって涙ぐみ・・・

最後は本当に言葉にならなくなり、裕子さんのもとへ行って抱き合ってのお別れでした。


いつもヘラヘラしているスーの意外に涙もろい部分にちょっと驚いたのでした。
「出会った人との別れ」を現実として受け入れることは大変なことなのでしょう。
陰に隠れて泣いている子も何人かいました。
人生には出会いがあれば別れもある、とベンさんがいろいろフォローを入れていましたが、本当にその通りです。

こうしてみんな大人になっていくのかなぁと感じた瞬間でした。

裕子さん、本当にお疲れさまでした。そして本当にいろいろとありがとうございました。


110603-5.jpg                            最後に子どもたちみんなに囲まれて

上田 真理子|2011/06/03 (金)

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