写真日記
土に還る
ご無沙汰しています。
梅雨の合間か、夏なのか、すでに真夏の様な好天で、晴れ渡る空と、南風についつい
気持ちが高揚するのを感じる鎌倉です。
さて、最近も電気の在り方や、これからの暮らし方、
今まで無関心でいたことにとても気が向いている私です。
「無関心」
何を言っても、事実から目を背けていることが、いちばんの問題のはじまりなのでは
ないか、
と近頃常々思います。
ごみの出し方。電気の作られ方と使い方。食べ物の作られ方、流通、選び方、食べ方
。
洋服の作られ方、作っている人たち、コーヒーも、フルーツも、なんでも、、、。
想像する力がとても大切なのは、いつでも目に見えている世界だけではなくて、
目に見えない世界を自分に取り入れていることだと思います。
生き様と死に様という言葉があります。
私が看護師の勉強をしていたとき、先生から教わりました。
「生きた人生のように、死んでいくのよ」と。
「生きる」ということも、実に奇跡の連続だと感じます。
その中で磨かれていくセンスや、
培う経験。
3.11以降、より多くのひとが「生きる」ということを
強く意識しているのではないかと思います。
自然の中で、この地球で生きる私たち。
生き物の循環の中で生きています。
そして、いずれは土に還っていく。
いま、まわりには多くの土に還らないものがあふれています。
この先歩む道のなか、なにかが欲しいと思っても、
本当に必要か?いつも選択をし続けたいと思います。
鎌倉は大きな自然に囲まれています。
先日は天園から北鎌倉、大仏へと山の縦走に出かけました。
紫陽花も見ごろです。
ぜひ、鎌倉へお越しの際は、鎌倉店へも遊びにいらしてくださいね!
色鮮やかなお洋服たちは、丁寧に作られたものたち。
すっかり夏模様です☆
これらも土に還っていくものです。
長いおつきあいをしていただけたら嬉しいです。
お待ちしています。
野澤 彩|2011/06/29 (水)
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