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写真日記


夏の涼

いよいよ本格的な暑さと、日本特有の湿気のたっぷりと含まれた空気がまとう夏です。

気温も高く、空が蒼く、そして夜まで明るくて、私は到底日中出歩くという気分にはならず、
専ら夕方以降に「これからだ!」という盛り上がりを見せます。
そして、夜になると遊びにいくところがたくさんあって本当に楽しい日々です。
葉山一色のブルームーンも、毎夜盛り上がっていることかと思います!

さて、夏の暑さのなかでも、もともと私は冷房・空調が得意ではありません。
電車やバスの移動で冷え冷えの車内、お買い物をするところでも、あの外に出たときのギャップに参ることがしばしば。

けれども感性の豊かな日本です。色々な涼の楽しみ方があります。

江戸切り子。
見た目に美しく、そして細工が素晴らしい。
冷えたビールなどを飲んでもとっても美味しい!
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風鈴。
耳でも楽しめる静けさと涼み方があるって素敵なことだと思いました。
夜、自転車で走っていると、どこかのお家にぶら下がっている風鈴が揺れて鳴っていました。
風を音で聞く文化を、とても美しく思います。
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すだれ。
隙間から差し込む日の光が美しく、直射を遮ってくれるので暑くありません。
陰があるだけで、どれだけ体感する温度が違うことか!
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浴衣。
一枚の反物から作り、ほどけばまた布に戻るという素晴らしい日本の文化である着物や浴衣。
夏を楽しむお洋服もたくさんありますが、浴衣の文化はいまだ根強く、きっとこの先もなくならないだろうと思います。
今年は私も手縫いの手作りで、一生ものの浴衣を作っています。
ようやく完成!
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昔、鎌倉の市内から藤沢を結ぶローカル線江の電も納涼列車という車両があったそうです。

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車両の窓がなく、外の風が吹き込んでいた時代。
帽子が飛んでいったり、鳥や虫が入ってきたり、いろいろなドラマがあったんだろうなと想像します。
安全のことなどを話せば、今では簡単に取り戻せるものではないかもしれませんが、
どこかのんびりとしていたその時代を思うと、私は素敵な物語を感じずにはいられません。


鎌倉店にもブルームーンからおすそ分けで、海の商品がやってきました。
入口すぐにセットして、皆様のお越しをお待ちしています。
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短い夏、みなさまも素敵な時間をお過ごし下さい☆

野澤 彩|2011/07/17 (日)

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