写真日記
速報!ペットおめでとう。
興奮したウェウ先生から電話が入ったのが木曜日。
ペットが描いた絵がタイ国内で一等賞となり、次ぎはアメリカに行って絵を描くかもしれないとのこと。す、すごい!
賞をとったのは彼がライフワークのように描き続けている、仏像の顔の絵です。さらに賞金3万バーツ!!!
「俺が付き添いかな~」とアメリカ行きを密かにもくろむベンさん。おそらくそれが頭によぎった大人たちは数人いるかと思います。
学校から帰って来たペット本人は、嬉しそうですが今ひとつ状況が呑み込めていない様子。翌日金曜日の午後から授賞式がありスタッフのノイとレック二人も同席しました。
ペットは小学校1年生から3年生の部門で、1等賞をとったそうで、トロフィーと賞状、そして賞金は・・・・、3万バーツではなく、3千バーツでした。それでもペットにとっては大金! すぐに「あそう銀行」のペットの口座に入金しました。
賞状には「Lanna Thai Art & Culture」とのタイトル。北タイのアートがテーマで描かれた子どもたちの絵。受賞したペットの絵はもちろん、高学年部門で受賞した女の子の絵や他の入賞者の絵も授賞式会場に展示。
ホームに戻り、「Mr. Phet Rattanawiboon」と自分の名前が刻まれたトロフィーをちょっと誇らしげに見るペット。
タイ国内で一等賞はすごい!とタイ人スタッフたちも我が事のように喜び、嬉しい話題はシアワセだな・・と思い、さ~、タイで一等賞をとったペットのことを日記に速報で載せようと書き始めて「あれ?!」と思ったのでした。
「Lanna Thai」 とはタイ北部のこと。もしかしてタイ国全土ではないかもしれない・・と思って昨日同席したノイさんに聞いたところ「タイ全国ではなく、チェンマイ県で一位だと思う・・」でした。さらにアメリカ行きはというと、今回のプロジェクトにかかわっているアメリカの財団がアメリカで絵のチャリティオークションをやり、その利益をアメリカの小児癌の子どもの支援金にするのだそうです。つまり、ペットや受賞した子どもたちの絵だけがアメリカにゆきオークションにかけられるというのが真相。ペットの絵はいくらで売れるのでしょうか・・、それも気になるところです。
話は最初から結構変わって来ましたけれど、それでもこのチェンマイ県での一等賞はすごいのです。月曜日には学校の朝礼で表彰されます。先生も自分の学校から一位が出たので、大喜び。
これからもペットはしばらく仏像の顔を描き続けるのでしょうか?
彼の仏像の顔の絵で埋め尽くされたギャラリーで個展をやるのも夢ではない?!
いやいやなんだかとっても嬉しいです。
時々自分だけの不思議ワールドに入り込んでいる、純粋なペット。
一等賞おめでとう!!
麻生 賀津子|2011/07/24 (日)
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