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写真日記


温古知新

先日、8月6日。

日本では66年前に第二次世界大戦が続いており、いよいよ広島に原爆が投下された日。
未だ追悼の黙祷が行われ、忘れることのない記憶です。

広島の原爆で焦土となっていたところから、それでもくすぶり続けた火が3日後になっても燃えていたそうです。
その日を持ち帰られた方が大切に、決して忘れることのない様に、と火を灯し続けたのです。そして、それは大船の観音様に分けられました。

私が個人的に携わって来た、「イマジン原発のない未来」という活動では、今まで5回のパレードにて原発のない世界を訴えてきました。
まずは、イメージすることを。
そして、創造することを。

今回は、広島の原爆の火を、大船の観音様から分火していただき、そしてみんなで手作りした行灯(あんどん)を持って歩くことになりました。

行灯の光、夜が徐々に深まっていくなかで本当に美しく映えるのです。
優しく揺らめくその火を見ていると、とても感慨深いものがあります。
蛍光灯に照らされる看板や、街のネオンは時に美しいけれど、
風で揺れが強くなったり弱くなったりと変化して、一定ではないけれど落ち着く火の光がもしも街に再び戻ったら。
人は今と同じ様な気持ちでは暮らさないだろうな、と想像してしまいます。

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行列の光は夜のグラデーションが濃くなっていくごとに見栄え、約1時間のコースを歩き、そして最後はみんなで消しました。
それは、二度と同じ過ちをおかさぬように。
二度と、同じ火が灯らぬように。

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過去から反省することは膨大です。同じものを取り戻す、それはできないかもしれません。
過去から学び、そして新しいものを創りだす。
私たちは素晴らしい想像力と、技術を持っている。
手作りでも、本当にいろんなものが作れることを再び思い出して、
身近なことから始めていきたいと思っています。

さて、鎌倉八幡宮は私の通勤路ですが、
いよいよ源平池の蓮も花が終わりを迎えつつあります。

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立派な丈で、まだ見事な花が咲いています。
夏の鎌倉、古きよきものをたずねにいらしてみてください。

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まだまだ夏のシーンで活躍のお洋服やアクセサリーも、鎌倉店に取り揃えております。
お待ちしています。

野澤 彩|2011/08/07 (日)

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