写真日記
フレンチトーストの朝
現在ホームでは子どもたちの食欲増進キャンペーンを実施中。メニューにできるだけ子どもたちの好きな料理を取り入れて、たくさんご飯を食べさせようという方針のもと、3度の食事のメニューを大幅に入れ替えました。中でも朝食のメニューを考えたのは、子どもたち自身です。
まずは年長のミルクがたたき台を作り、先月末の子ども会議でみんなで話し合い、意見を出し合って、8月の月間メニューを決めました。
真剣に検討中の子どもたち。どんなメニュー表が出来上がったのかな?
さすがは子どもたちが考えたメニューというだけあって、「ゆで卵と白いご飯だけ」とか、「バターとジャムを塗った食パンだけ」とか、「牛乳をかけただけのコーンフレーク」とか、栄養学的には大いに問題ありのメニューが並んでいます。子どもたちの意見や自主性を重んじるのはいいことですが、果たしてこんな朝食で大丈夫なのでしょうか?
・・・と心配していたのは私だけで、そうしたメニューの日は、保母・保父が揚げ春巻きや野菜スープ、ソーセージなど、栄養バランスを考えた"サイドメニュー"をこっそり追加して、食材も準備しておいてくれています。
さて、今日の朝食は子どもたちが待ちに待っていたフレンチトーストでした。フレンチトーストが朝食に登場したのは久しぶりなので、今日の当番のガノック、ダーオ、ビーは作ったことがありません。うまくできるかな??
朝いちばんに食堂にやってきたのは保母のティムさん。彼女がまっさきにしたことは、昨日の残りご飯を温めること。え? フレンチトーストを作るんじゃなかったの? と思わず訊いたら、「(白い)ご飯をしっかり食べないとお腹が空いちゃう子もいるかもしれないからね」 ベテラン保母ならではの機転です。
ガノックとダーオもやってきました。ティムさんに教えてもらいながら、まずは卵をボールに割り入れていきます。
そして、牛乳を入れて、泡立て器でかき混ぜます。
フレンチトーストを焼くのはガノックです。最初は緊張した面持ちでフライパンの上のトーストを扱っていましたが、何枚か焼くうちに手つきも慣れてきました。
ヌンは当番でもないのに、毎朝必ず5時15頃には食堂にやってきて、あーしろこーしろと口を出し、手を出しては、最後は調理道具を奪ってしまうのです。
作るのに飽きたヌンは試食を開始。「試食」だけでいったい何枚食べたんだか。。
「全部売り切れ!」
今朝焼いたフレンチトースト120枚は見事完食。フレンチトーストとソーセージ、それに牛乳とバナナで、みんなお腹いーっぱい。ティムさんが温めておいてくれた白いご飯を食べる子は一人もいませんでした。
初めてフレンチトーストを作ってみた感想をガノックに訊いてみたところ、フライパンが一つしかなかったために120枚ものフレンチトーストを焼くのにたいそうな時間がかかって大変だったとのこと。すぐにも大ぶりのフライパンを一つ買い足してあげたいところですが、ここは子どもたち自身が「買って下さい」と言ってくるのを待つことにしましょう。
メー・ミサトも久しぶりにフレンチトーストを食べました。特別美味しいパンや蜂蜜を使ったわけでもないのに、こんなに美味しく感じられたのは、子どもたちが作ってくれたからに違いありません。次回の"フレンチトーストの朝"にも、ぜひ潜入しよう。
8月19日(金)から9月4日(日)まで、秋田市の「小松クラフトスペース」にてバーンロムサイ展が開催されます。ガーゼ、リネン素材の心地よい服や、カラフルなさき織りバッグ、ポーチなどバーンロムサイのオリジナル商品の展示販売のほか、秋田の作家さんたちによるチャリティ・ベアとカゴバックの販売、カフェや楽しいワークショップも開催されます!皆様、ぜひお誘い合わせのうえご来場ください。
期間: 2011年8月19日(金)~9月4日(日) 10:00~18:00
場所:小松クラフトスペース
〒 010-0001 秋田県秋田市中通4丁目17-9
TEL: 018-837-1118
Web Site: http://www.komatsucraft.com/
大塚 美里|2011/08/17 (水)
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