写真日記
読み聞かせの旅を終えて
今回、9回目、10回目となる絵本読み聞かせの旅が無事に終わりました。
スタートしてちょうど2年。今まで学生さんから社会人の方まで、本当にいろいろな方に参加していただき、今回で総勢77名となりました。
参加してくれた皆さん、いつも応援してくださるすべての方に、心から感謝しています。いつもありがとうございます!
今回は、ちょうど一回目のツアー中に、ミルクとピーダオの二十歳の誕生日会があり、参加者のみんなも一緒にお祝いをしました。
二十歳の誕生日は、子どもたちを支え、育ててきたすべてのスタッフ、ボランティアにとって、重みがあり、本当に感慨深いものだなと感じました。
参加者のひとりは、この二十歳のお祝いに立ち合えて、本当に感動したと涙を流して喜んでくれました。私にとっても、この旅を通じてそんな風に子どもたちを想ってくれたことが本当に嬉しかったです。
今回、参加者の皆さんと、最後の夜に話をしました。
この旅に参加し、子どもたちと接し、どう感じ、何を考えたのか。タイで過ごす時間の中で、何か自分の中で変化はあったのか。問いかけてみました。
話を聞いてみると、皆さん一人ひとり違う感受性で様々なことを感じ、考えてくれていました。ほんの一部ですが、参加者の皆さんの意見や感想をご紹介したいと思います。
○ やはり来る前は、不安や緊張があったり、一週間だけで何ができるんだろう? 自分にもできるだろうか?という心配があったのが、実際過ごしてみると、自分が与えるより、子どもたちから元気や勇気をもらい、教えられること、与えられることのほうが多かった。
○ 一週間しかいないのに、子どもたちが、こんなにも受け入れてくれたことに感謝したい。
○ 今までは、自分の家族や友達の幸せを願うだけだったけど、コムロイをあげるとき、バーンロムサイの子どもたちがずっと元気でありますようにと願っていた。
○ 言葉は関係ない。子どもたちは、みんな参加者であるメー(お母さん)の中にあるキラキラしたもの(優しさや愛情)に惹きつけられてあっという間に仲良くなる。
今回も、本当に素晴らしい参加者の皆さんに恵まれ、子どもたちも私も、本当に幸せな時間を過ごせました。本当にありがとうございました!
伊藤 美和|2011/09/29 (木)
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