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写真日記


こころのままに

日本では台風15号が猛威をふるい、関東地方に上陸してからは足早に過ぎ去って、
季節は秋へと変わりました。

今日は秋分の日。
私が暦(こよみ)を教わっている杉山開知さんの言葉では、秋分の日とは、
「昼と夜の長さが同じになる『秋分』は"暑さ寒さも彼岸まで"と言われるように、
陰と陽の気が切り替わる時です。ここから夜の方が徐々に長くなっていきます。
3月中旬の春分から半年が経ち上半期が終わり、今日から下半期となります。
一日を一年に例えた時の「日の入」にあたり、日が沈み夕暮れの空に思いを
馳せる、一年で最もドラマチックな季節です。
3月中旬の"春分"が種まきの時なら、
一年の反対の位置の今は、開花し成熟を迎える時。」とありました。

これからどんどん涼しく(寒く?)なって、いろいろな生き物が巣ごもりし始めます。

過ぎ去った楽しかった夏を思い返しながら、また新しい日々へ、想像を豊かに
して、どんな生活をしていきたいかに想いを馳せます。
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今や、もう放射能については一生はなれることのできない話題にもなりました。
この先生きていく上で、"食"というテーマは、私にとっては自ら取り組む必要のあるものとなりました。

前例に倣うだけではなく、実践によってどんどん新しいことにチャレンジしていくことも必要になりました。

そのために、何が必要か?

たくさんの知恵。
そして、仲間と思えるひとたち。

どんなにひとりで出来る、と思っていたことも、ひとりで成り立つものなんてないんだ、
ということに気づきました。
ひとりでは生きられない、ということです。当たり前のことですが、それを当たり前のことではなくて、とても恵まれた環境にいることを意識出来ている今は、とても幸せです。

経済産業省の前で、9.11から10日間、19〜22歳の若者がハンガーストライキをしました。その彼らが、「まずは隣に居るひとと、『対話』することがなにより大切だと感じました。」と、ハンガーストライキ終了後にあった時に語っていた言葉が印象的でした。

どんな相手でも、話をする。そして、相手の話を聞き入れる。
これもまた当たり前のことかもしれません。
それでも、当たり前のことがとても難しかったのです。

どんな話でも、会話できる機能があり、ひとと話すことができるのだから、
実践し、たくさんの知恵を共有したいと思う日々です。

マハトマ・ガンジーの、私の好きな言葉があります。

Keep your thoughts positive because your thoughts become your words.
Keep your words positive because your words become your behaviors.
Keep your behaviors positive because your behaviors become your habits.
Keep your habits positive because your habits become your values.
Keep your values positive because your values become your destiny.

Gandhi


あらゆることに感覚をクリアに、そしてpositiveに向き合い、積み重ねていきたいです。
これからの秋は、空気が凛として、研ぎ澄まされていく大好きな季節です。
輝く星を、風景を澄んだ空気の中で見つめ、
風の中にたくさんの香りがあるのに気づきます。

山には秋の恵みが(銀杏なんて...!)実り、街にも実りがあふれます。
夏とは別の空気感のなかで、ひととひととの繋がりも温もりに満ちます。
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私にとって、鎌倉で、バーンロムサイで迎える2度目の秋です。

ガーゼの柔らかい温もり、コーデュロイのほっこりとした着心地。
少しずつ、鎌倉店に並び始めています。
店内も週末にはすっかり秋の風景に変わります。
ご来店を、お待ちしております。

野澤 彩|2011/09/23 (金)

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