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子どもたちの名前 その1

写真日記のネタを探そうといつもカメラを持ち歩き、子どもたちを手当たり次第撮っていたら、最近子どもたちが写真を撮らせてくれなくなってしまいました。以前はカメラを向けると、こんなポーズをとってくれたベンも、
 
 
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今では顔を隠してひたすら逃げ回ります。
 
 
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今日はベンとの追いかけっこでメー美里はすっかり疲れてしまいました。

 
というわけで、ネタ切れの今日は子どもたちのニックネームの意味について書こうと思います。

まずは最年少のアーパーイ。アーパーイの両親はミャンマー人だったので、「アーパーイ」という名前も当然ミャンマー語。アーパーイとはミャンマー語で「私だけのもの」とか「ひとりじめ」とかいった意味であると、ミャンマーのタイヤイ族出身のゲストハウススタッフ ダーウが教えてくれました。末っ子にふさわしい名前?

パーヌは「太陽」、ペットは「ダイヤモンド」。

続いてニサー。「ニサー」はัよくあるニックネームではありますが、「ニサー」単独では意味不明。「スニサー」を短く呼んだものだとしたら「美しい」という意味だそうです。タムも「タム」そのものには意味はなく、ことばの語感を楽しんだ名前のようです。

タイ人のニックネームは産まれた時に本名とともにセットで付けられることがほとんどですが、本名とはいっさい関係なく、かわいらしく呼びやすい名前を好んで付ける傾向があるようです。ニックネームはタイ語で「チューレン」。「チュー」は「名前」で「レン」は「遊ぶ」ですから、その意味の通り、遊び感覚で付けた名前ととることもできます。「ムー(=豚)」「プー(=蟹)」「ゴップ(=蛙)」などといった生き物の名前から「ジアップ(=ヒヨコの鳴き声「ぴよぴよ」)」「ノン(=「ピンポ〜ン」の「ポン」)」「エ(=「えっ」と驚く時の「えっ」)」まで、日本人の感覚ではとうていニックネームになりそうもない名前がたくさんあります。オフィススタッフのエーも「ジャッエー(=いないないばぁ)の「エー」(=ばぁ)」なのですから笑えます。そうそう、理事長ウェウの上の子の名前はトン(=「最初」)で、下の子はプラーイ(=「最後」)だったっけ。当然ながらウェウの子どもは二人だけです。

ジンダーは「知識」または「光明」、「ベン」は「銀行(=英語のBank)」。ペンは「満ちる」=「月が満ちる/満月」の「満ちる」です。ビーは英語の「B」、ダーウは「星」。タンはタムと同様語感を楽しんだ名前。ガノックは「光るもの」または「金」、オンは最近はやりのニックネームのようですが、辞書には「ネズミ科の動物」とありました。確かにオンはちょっとネズミっぽい。。。

残る子どもたちの名前の意味は次回に続きます!
 
 

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『2011年 秋の器』


チェンマイ在住の陶芸家 河野卓治さんと写真家 河野節子さん(二人は夫婦)の個展が東京の荒川区と香川県の高松市で開かれます。卓治さんの陶芸にはぬくもりがたっぷり、節子さんの写真には温かいまなざしがたっぷり込められています。作品を眺めているだけでほっとした気持ちになれるお二人の個展、おすすめです。お近くにお住まいの方、ぜひ足をお運び下さい!

詳しくはこちら:

http://yunkao.exblog.jp/16936903/
 

大塚 美里|2011/10/05 (水)

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