先週18日から21日までバンコクでの展示会に出展してきました。
バーンロムサイの近くにある手漉き紙工場Ofai社のブースの一角をお借りしての年2回の出展は今回で5回目となりました。

現在、日本でもニュースになっているタイ中部の広範囲に渡る地域での洪水発生のため、この展示会も開催できるのか、バンコクへ行っても大丈夫なのかと随分と心配しましたが、展示会は予定通りに開催されました。

ただその影響はかなり大きく、出展をできなかったと思われる空きブースもあれば、出展はしたものの、開催中にもどんどんとひどくなった洪水被害のため途中から会場へ来られない会社もあり、ブースをずっと閉めたまま、というところもいくつもありました。

今現在もどんどんと洪水被害は広がっており、既に多くの方が亡くなり、被災者の数も増え続けています。
自宅が冠水して避難してきた友人の話を聞き、それはもう大変だったという状況を聞いただけで、どれほど多くの方々が大変な思いをしているのだろうと本当に心が痛みます。

この状況ですし、展示会への来場者は例年に比べてかなり少なかったと思います。
うちもオーダーどころかブースを訪れたお客様と話をする機会もほとんどないような状況で、ブースをお借りしているOfai社もいつもとは比べ物にならないほどのオーダーしかなかったようです。

ですが、オーダーが激減しようが自分たちが受けた影響など今回の洪水で被害を受けた人たちに比べたら全く大したことではないとOfai社の社長が話しており、本当にその通りだと思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ブースの様子と今回新しく出展した子どもの絵を使ったカード
　　　　　　　　　　　　　　　　今回新しく作ったカード、また機会を探して売れるといいなと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しく作ったネコの絵のノートとチャリティベア

前回の展示会の時にオーダーをいただいた台湾のお客様で、このバンコクの洪水被害の状況を心配してわざわざ連絡を下さった方がいます。自分たちにできることがあれば言って欲しいと。
この展示会での出会いの素晴らしさを実感すると同時に、今後とも長くお付き合いしていきたいなと思いました。

まだまだ洪水被害は広がりそうな状況ではありますが、少しでも早く状況が良くなることをとにかく祈るばかりの毎日です。

　　　　　　　　　　　　　　まだ洪水にはなっていないスクンビット地域でも見られた土嚢での対策