5人の子どもたちがやって来ました!
今日、ヴィエンピン国立孤児院から新しく5人の子どもたちがバーンロムサイに入園しました。女の子2人と男の子3人。
女の子二人は姉妹です。
長女サーサーは2歳6カ月。一番年上ですが、来た直後は一番ベソをかいていました。きっと年上なだけに、新しい場所に来た不安も大きいのだと思います。でも夜ご飯を食べるころには、泣き顔は消えていました。まだ子どもたちの詳しい状況は分からないのですが、どこかから国立孤児院に入り、そしてまたバーンロムサイへと、誰も知らない人ばかりが居るところへ行くのは不安で一杯なのはあたりまえです。
最初はべそをかきっぱなしだったサーサー。
ご飯を食べたら少し穏やかな顔に。
妹のテンモー、11ヵ月の最年少。18歳になって今外で一人暮らしを始めたテンモーと同じ名前で、タイ語で「すいか」という意味のニックネーム。(ちなみに姉のサーサーのニックネームは英語の呼び名から来ているとか) 最初は時々泣いていましたが、慣れて来たら笑顔もみえて、早速面倒見の良いスーワイに抱かれて安心したようです。
夕飯時にはこの笑顔。
学校から帰って来たスーワイが早速抱っこ。
男の子最年長はボン、2歳。ボンは「ボール」という意味。一番良く笑い、しゃべります。端正な顔立ち。良くしゃべるので、大人たちは自分の名前を覚えさせようと必死でした。亡くなったピチットにふとした表情が似ています。
早速子ども大好きなロットさんが、おやつ用のパンをあげていました。
夕食の時、ご飯をボンに食べさせるベン。自分も一緒に口をあけています。
ガイ、1歳4カ月。ガイはタイ語で観光ガイドの「ガイド」という意味。最初はおとなしかったのですが、夕食を食べ始めると俄然存在感を発揮。良く食べるのです。口のまわりにたくさん米粒をつけてひたすら食べていました。
食べます!
ひたすら食べます!
そして5人目はゲン、ガイと同じく1歳4カ月。タムがホームに来た時に「タンに似ている!」と思った時と同じように、タンとタムにどこか似ています。・・と思ったらツムジが2つ!タイではツムジが2つある子はいたずらっ子だと言われているのだそうです。(ちなみにタンとタムはツムジが一つなのであまり関係ないかも)。名前は今バーンロムサイに居るゲンと同じ。ピーダウとダウが「ダウヤイ、ダウレック(大きいダウと小さなダウ)」と呼ばれていたので、どう区別をつけるの?と男の子たちに聞くと、「お兄さんのゲンは、『ハンサムなゲン』と呼ぶんだよ!」と笑いながら言っていました。当のゲン兄さんは照れていましたが・・。ツムジのいわれの様に、そして何となく似ている兄タンとタム二人のように、いたずらっ子になるのでしょうか?!
ちょっと悪ガキ顔。
ツムジが2つあります!(実は美穂さんも私もツムジが2つあるんですが・・)
早速ハンサムな方のゲンが興味津々で近寄っていました。
ゴイ姉さんとプロイ姉さんと。
こうして縁あってバーンロムサイの子どもとなった5人が、ここでの生活に1日にも早く慣れ、とにかく元気に健やかに、いい子に育って欲しいと思います。最年少のテンモーがまだ11ヵ月。18歳になるまであと17年と1カ月。私は何歳?!と思わず数えてしまいました。
またこれから写真日記でも、新しい子どもたちの様子をお伝えしてゆきます。
とにかく大人も子どももハイテンションな1日となりました。でも一番疲れたのはテンモー、サーサー、ボン、ガイ、ゲンの5人でしょう。
ベテラン保母ティムさんが中心になって5人を育ててゆきます。
ボン、おやすみなさい!
麻生 賀津子 | 2011/11/24(木)
前の写真日記:防災訓練次の写真日記:バーンロムサイ展まであと1週間写真日記一覧へ戻る