今年は「水」!
今日はタイの休日。今期最後の村の公共プロジェクトとして、昨年の火災訓練に続いて今年は水難事故に対応する啓発活動が行われました。
場所はナンプレー村役場のため池。そしてバーンロムサイのスタッフ、ベン・ダムと村役場の職員たちが協力し合い、今日の訓練日を迎えることに。
朝9時。名取美和の挨拶で開始
午前中はプロジェクターと彼らが協力して作った水難事故に関する冊子をもとに、村役場の職員から水難事故だけではなく、交通事故などの怪我の応急処置に関するレクチャーを受け、昼食後ため池へ。
良く出来ているテキストなので村役場の図書館にも置くことに
内容もかなり充実
交通事故の応急手当を学ぶ。アーム、足骨折!
村の子も、バーンロムサイの子も、一緒にこの笑顔
訓練場所のため池
自ら進んで入りたいとは思わないですが、そのため池は思っていたよりもまあまあ大丈夫な水質。村役場のスタッフたちが水に入り、懸命に指導。うちのスタッフのベンは泳げないため、陸上班。とにかく水と注射が大嫌いという彼が溺れるところを助けるというのが一番リアリティがあって良いのに・・と話していたのですが・・・・・・・・・・。
最年少アームは水が怖くてすでに泣きべそかいてます
この救命胴衣の着方も大切。体重150キロ以上だと沈んでしまうそうです
救命胴衣を来て水に入るガノック
ペンも。皆、普通の洋服です
近くにあるもので救助。アーパイが投げてみましたが1メートルも飛ばない・・
紐で引っ張って救助!
とっても楽しそうなベン
やってみたい人!と言われると真っ先に手をあげるのが、この男。タン
緊急事態対応訓練プログラム第二弾が無事終了。今期の地域での公共プロジェクトも無事終了。年々充実してゆく手ごたえを感じます。
スタッフのベンとダム。細かいことはさておき・・、とても良くやってくれています!
タイで一番暑い4月はタイのお正月ソンクラーンがあります。通称「水かけ祭り」と呼ばれるこのお祭りは、年々ヒートアップし、氷の入った水をかけられたり、とにかく何がそんなに楽しいのか分かりませんが、大興奮しながら水をかけあって新年を祝います。その時にお堀に入って泳いだり、近くの川に入ったりするので水死する人が必ずいるのです。4~5年前、子どもたちと街に水かけ祭りに出かけていったボランティアスタッフY君は、お堀に入り(かなり汚いです)、溺れている人がいると思って助けに行ったら水死体だったことがありました。
暑くなれば、滝や川で水遊びをする機会も増えます。
そんな時、もし誰かが溺れたりしたら、今回の訓練の成果を発揮し、人命救助をして欲しいと思います。まずはうちのプールにて、スタッフのベンに協力してもらって復習を兼ね、練習するのが良いですね。
麻生 賀津子 | 2013/02/25(月)
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