たしかな技術を
先日、縫製場にお客様がありました。
チェンマイ市内にある、バーンサイターンというHIV陽性者のための職業訓練施設を運営しておられる早川さんという女性と、そこで「縫製の先生」として働いているタイ人の先生。
バーンサイターンとバーンロムサイは以前からつながりがあり、仕事の機会を提供してきました。最近もふろしきや簡単な袋を縫う仕事をお願いしています。早川さんの施設に仕事をもらいにくる女性たちの中には目の前のお金がほしく、何を縫っても低い賃金ならばどう縫ったって構わない、という意識をもっている人もいるそう。
まだまだ縫製の技術が十分でなく、難しいものは縫えないけれど、バーンロムサイがお願いしている仕事を少しずつこなしていくにつれ、「技術と報酬は比例する」ことを実感してほしい、と話す早川さん。
先日も新しいお仕事の依頼を早川さんの事務所にお願いしたところ、翌日早川さんから、「縫製の先生が縫えないと言っています」と代表の名取に連絡が。
「それならば一度来てください。お教えします。」という名取の返事によって早川さんと縫製の先生が縫製場にやってきたのでした。
シーさんにレクチャーを受けています
練習あるのみ!
1時間半ほどでシーさんによる「レクチャー」が終わりました。
無事、出来上がった商品を納品にきてくれる時が楽しみです。
お客様があった日、縫製場のすぐ近くでは新商品、メンズシャツの撮影が行われていました。
日本人スタッフ、タイ人スタッフがモデルとして撮影に協力してくれたのですが、中でも盛り上がったのは最年少のホシハナスタッフ、ディーの撮影時。
縫製場の女性陣は仕事そっちのけで見物に!
撮影時の様子
キャーキャーいわれて、照れながらもカメラの前ではしっかりポーズをとっています
ギャラリーのサイさん!
男性モデルにも好評だったメンズシャツ。ネットショップにもアップされる予定なので、お楽しみに!
山田麻莉子 | 2014/10/10(金)
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