ダーウの染めと織り
先日、用事があってメーセム村へ行ってきました。hoshihana villageに宿泊される方にも人気の夕子さんツアー(
http://preekruai-yourebeautiful.blogspot.com/2012/07/1.html )で行くパガヨー(カレン族)の村です。 現在の藍染めや黒檀染めもメーセム村のチャンシーさんと息子のウィー君にお願いしていて、今回も染のお願いを兼ね行きました。チャンシーさんたちとバーンロムサイとのお付き合いも約10年となります。その間に、コットンの収穫に子どもたちを連れて行ったり、染めの体験をさせてもらったりと、特に男の子3人のお母さんであるチャンシーさんはバーンロムサイの女の子たちをとても可愛がってくれます。
現在定時制高校に通いながら専門学校で縫製のコースをとっているダーウ。すでに新しく建ったゲストハウス「ダムハウス」のクッションもお仕事として作るなど、少しずつ縫製にかかわる仕事を覚えています。そして次に彼女が選んだコースは、クロシェやシルクスクリーンや染めなどを学ぶコース。スタッフのベンにこのコースを選んだ理由は「ここで勉強することはバーンロムサイの縫製場で役にたつから」と言ったそう。嬉しいです!
ということで、ダーウは2回目となりますが一緒にメーセム村へ行くことにしました。
最初は、腰織りのためにパガヨーの織りの名手から糸を張る方法を教わります。結構複雑な張り方だったのですが、あっという間に手順を取得。作業が早いです。
丁寧に教えてくださいます
集中している時のダーウの顔
私たちの興味は・・というと今日のお昼ご飯。採れたてのお野菜と新鮮な卵をふんだんに使ったパガヨーの家庭料理は絶品です!さらにオーガニックのもち米は普通のもち米よりも味がしっかりしていてそれだけでもどんどん食べられる美味しさ。ウィー君が薪を使って鍋ひとつでどんどん作ってくれています。
なんでも出来るウィー君
いつ来てもそしてパガヨーだけではなくモン族の村もそうでしたが、質素なたたずまいの家はいつも掃除が行き届いていてとても清潔で気持ち良いです。
私たちがすっかりお昼ごはん!というテンションになっている時も、ダーウは黙々と糸を張る作業を続けています。
綺麗に張れました!
毎回何よりも楽しみなお昼ごはん!お野菜たっぷり。辛さ控えめ。今回も美味しかったです。
必ずもち米を食べすぎて眠くなります
ご飯を食べたら早速腰織りを。ここでも黙々と淡々と織るダーウ。こういう時のこういう顔のダーウの集中力は小さい頃からすごいです。
織りの名手に教えていただきながら
集中・・
途中まで織って、織りの先生に仕上げて頂く間に、染めに入ります。今回は藍染めと黒檀染めをやりました。
黒檀染めです
バーンロムサイのちぢみガーゼのチュニックギャザーカーディガンを1枚、ダーウが黒檀で染めました。それをまんべんなく光があたるようにウィー君が干してくれます。今回は最初の一回だけダーウが染めましたが、これからウィー君が乾いたら染め、乾いたら染めを何度も繰り返し、綺麗な黒檀色に仕上げてくれます。
まんべんなく、光があたるように
光を受けて色がどんどん変わってゆきます
染めと織りを教えていただき、美味しいご飯を食べ、村を散歩して、帰途に。
車中、爆睡
メーセム村で経験したこと、これからスタートする新しいコースで学んだことを、たくさんバーンロムサイの縫製場でいかして欲しいです。
自分で織ったストール
麻生 賀津子 | 2014/10/20(月)
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