クリスマス会 2014
12月25日、恒例のクリスマス会が開催されました。今年は平日ということもあり、子ども、スタッフとその家族、そして村の子どもとご近所さんといういつもよりこじんまりした集まりとなりましたが、それでも100名はあっという間に越えます。いつもたくさんのプレゼントを寄付してくださるチェンマイの若いお医者さんのグループが、今年も子どもたちのためにと用意してくださいました。
前日の準備の日、大工見習い中のオンとタンがどんどん会場の設営をやっています。頼もしい。さらに予備軍の定時制中学に通うタムもかなり腕があがってきました。
手際よく柵を作るオン
木に照明を取り付けるタン
何でも器用にこなすタム
ナンプレー村の地域プロジェクトの要の二人、ダムとベン。このクリスマス会もその一環で、以前は声をかけてもごくわずかだった村の子どもたちが、今ではこのクリスマス会をとても楽しみにしていて、40名以上が出席。また準備の段階から手伝ってくれるようになったのは村の子どもたちの参加意識も変わってきたのだと感じます。
サッカー(ロムサイFC)の監督、ダム
パパになったばかりのベンはいつもダイエット中
食事は毎年大工さんとゲストハウスチーム、縫製場チーム、保母さんチーム、そして日本人チームがそれぞれ担当。中でも大工さんチームの豚の炭火焼きは絶品!もち米との相性も抜群でクリスマス会の目玉ご飯。昨年は早い時間になくなってしまったので今年はたくさん用意しました。
棟梁チャイさん自ら焼く、特製豚の炭火焼き
縫製場チームはツミレなどの揚げ物とソムタム
縫製場チームのソムタムはアローイ(美味しい)
日本人チームは恒例のおにぎり(カオパン)と豚汁。これも大工さんたちに負けない人気メニューなのです。200個近く握り、豚汁ともども全部綺麗になくなりました!
野菜やきのこタップリの豚汁
最後に海苔をまいて完成
17時半の開場にあわせ村の子どもたちも続々た集まってきました。今年は自ら歌いたい!と言って来た村の子どもたち3名が18時の開演までギターと歌の披露。練習を積んだだけあって結構上手かったです。うちの子どもたちだけでなく、村の子どもたちとの付き合いも長くなると、あんなに小さかった子が、こんなに大きくなって・・・と感じることが多々あります。
毎年参加者が増えます
村の子どもたちの演奏
子どもたちも早い時間から化粧を終え(相変わらずタイ流の派手な化粧ですが)万全の態勢。子どもたちの踊りや衣装は全部保母のレックさんが担当してくれています。
テンモー 目力 1
テンモー 目力 2
そして精神統一
開演はアームのタイ古典舞踏で幕をあけました。衣装も化粧ももちろん全部自分でやり(彼氏がしっかりアシスト)、貫録です。そして美しい!
皆が楽しみにしていたチビッ子女子4人組。振付の覚えが早いと年長の子に褒められているセンダーウ、サーサーとテンモー姉妹、そして初舞台オムシン。きちんとリズムにのって踊ります! お客様も全員舞台前に集合して写真を撮りまくり、大歓声の中無事終えました。リハーサルの時より断然本番の踊りが良くなっているオムシンの今後に期待です。
文句なくかわいい4人
何故かこのポーズの時に白目になるテンモー
無事終えてホッとした表情の4人
かつてのチビッ子女子だったアーパイ、ニサー、ジンダー、ペンはもうすっかりお姉さん。そろそろ舞台で踊るのも恥ずかしくなってきています。
少し照れ気味
チビッ子男子組は兵隊さんの恰好で踊りました。ここでのリーダーはボン。彼も覚えが早いのです。
立っているだけでかわいい
今年も照明は子どもたちがペットボトルを使って作ったリサイクル蝋燭です。ガジュマルの祠も綺麗に飾られ、お供えのお食事も豪華!
こうして今年もクリスマス会を終え、もうすぐ2014年が終わろうとしています。
子どもたち全員が元気にこの1年を過ごすことが出来たのも、多くの方々に支えて頂いたからです。
本当にありがとうございました。
そして来年もよろしくお願いいたします。
2015年が皆様にとって、気持ちの良い1年となりますように。
麻生 賀津子 | 2014/12/25(木)
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