チェンマイ市内の生地探し
久しぶりのチェンマイ。
昨年からバーンロムサイの衣類や雑貨のデザインを支えてくれている智子さんと一緒に
生地探し&買い付けに出かけました。昨年から定期的に2人でタイミング合わせて来ていますが、
日本で事前打ち合わせしつつも、毎回時間が足りません…。
今日は毎シーズン限定で作る特別商品の生地を探しに、市内に出かけました。
日々暑さが増しています
お客さん待ちの自転車タクシー
最近めっきり少なくなった自転車タクシー。運転手さんはおじいさんが多いので
坂道や遠くまでは申し訳なく感じるが、ゆっくりのんびり無音が気持ちいい。
初めてチェンマイに来た頃はまだ沢山走っていました。なくなってほしくない乗り物の一つです。
もっと乗らなくちゃ!などと思いながら、なかなか入手困難な秋冬っぽい雰囲気の生地を求め…
あっちにもない…こっちはm数が足りない…うーん、イマイチ…。
金物屋さんの店先のかわいいミルクピッチャー
タイ人かなりラブリーキラキラが好きが多いです
そした辿り着いたのが馴染みの生地屋さんの2階。
使い込まれたチークの階段を上って通される2階は薄暗く、強い日ざしから目が慣れるまで
ちょっと時間がかかります。生地が置いて(?)ある部屋は窓から明かりが射して
気持ち良いのですが、足の踏み場がないとはこの事。
なかなかドラマチックな雰囲気
酸素の気配が嬉しい
靴…脱ぐ?と思っている間もなく、案内のお兄ちゃんはズカズカと生地を踏みつけながら
奥へ消えてゆく。ええい!この際。ばちあたり、、、と思いつつも生地の海へ。
たまたま化繊にスパンコールが刺繍されたシリーズの海だったこともあり、一歩踏み出すたびに
足が滑ってなかなか前に進めない。よたよたしながら目的の生地に辿り着いた頃には、
船酔いならぬ生地酔い状態。
結局素敵な色がなく、別の方法で「染め」をトライしよう!と、撤退。
イメージ写真の撮影にお花市場へ移動しました。
どうやって在庫管理しているんだろう?この状態で売れるのだろうか??
だれが買いに来て何を作るのかなぁ???など、謎多きチェンマイの生地事情。
市内には何件か地域のものづくりを支えていると思われる店主が居ます。彼らに共通しているのが:
1)なぜか全員女性
2)3〜5個の電話を同時に操る
3)商品の海の中に座りつつも在庫の数や場所も正確に把握している
4)必ず手元に食べ物が横に置いてある
と、日本とはかけ離れた状態ですが、ちゃんと機能しているところがすごい。
お花市場で買った蘭の花束
糸が伸びきるまで吊るされているネックレス
名取美穂 | 2015/02/01(日)
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