「生きるをつくる、ものづくり」
バーンロムサイは、寄付だけに頼らず、少しでも自立した運営を目指して事業を行なっています。2001年、敷地内の植物を使っての草木染めから始まった<ものづくり>。それを製品化するために縫製場を設け、今ではチェンマイの気持ちのよい布や少数民族の古布、手織の布などを使用した衣類や雑貨などのオリジナルプロダクツを製作・販売しています。
日本のお客さまを念頭に置き、洗練されたデザインと丁寧な縫製、しっかりとした商品管理を心がけてのものづくり。お客さまに「気に入ったものをお買い上げいただく」ことが結果として地域や山岳民族出身の女性、縫製場で働くHIV感染者の支援ともなり尚かつ、バーンロムサイの子どもたちの命をも支えてくれています。
これらのプロダクツは、日本全国の百貨店やギャラリーのご協力により企画展を通じて販売されている他、banromsai kamakura shop、hoshihana shop、オンラインショップ、またタイのご協力いただいている店舗にてご購入いただけます。
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様々な材料や素材が手に入るチェンマイ。バーンロムサイのプロダクツはホーム隣の小さな工房で、地元の縫子さんや少数民族の機織りの女性達に支えられて作られています。
また開園以来、多くのアーティストや職人さんがボランティアでホームを訪れ、子どもたちに絵を描く楽しさや、陶芸などを通してモノを作り出すことの面白さを教えて下さいました。
そのようなご縁が続き、それぞれの技術やテイストを活かした「コラボレーション」も始まっています:子どもたちの絵を展開した紙製品や雑貨、ホームで織り上げた布を使い日本の職人さんが仕上げて下さったバッグ、カンボジアの女性達の手で織り上げてもらった布クロマーなど…。「一緒になにか作りませんか」と声をかけてくださる方々の暖かい気持ちが少しづつ商品になっています。
バーンロムサイ開園当初から「positive」= HIV陽性だけどポジティブに、前向きに生きて行く事を実践してきましたが、これからもバーンロムサイ「+(プラス)」作り手の方々とのコラボレーションを形にしていきたいと考えています。