ダムフア

一昨日4月11日ホームで「ダムフア」という儀式が行われました。ダムフアは年長者に新年の挨拶をする儀式、旧年の無礼を謝罪したり、日頃の感謝の気持ちを伝えたり、新年の祝福のことばをかけてもらったりするタイの伝統的な儀式で、4月のソンクラーン（タイのお正月）の時期に行われます。
　

午前11時、食堂の下のプレイスペースに子どもたちとスタッフ全員が集まりました。昨年10月にホームを出た年長のピーダーウ、ナット、ヌン、テンモー、アームも帰ってきて（ミルクは研修のため来られず）、久しぶりに家族が揃いました。新年の挨拶を受けるのはメー美和と、「私はまだそんな歳じゃないわよ」と抵抗していたメー麻生、そして同じくちょっと抵抗、というよりも照れていたポーチャイの3人です。

まずはウェウ先生がメー美和に挨拶。ダムフアではジャスミンの花輪とナームソムボイという聖水を年長者の手にかけながら口上を述べます。

そして、スタッフ。

子どもたち。
みんなどんな挨拶をしたのかな？

ちびっ子たちも末尾に並びました。

最後にメー美和から一同に向けての挨拶のことばがありました。■みんなで一年元気に暮らせて、また新しい年を迎えることができたことに感謝したいこと。■小さかった子どもたちがみんな立派に成長して、年長の6人は昨年ホームを出たこと、また、6人のちびっ子が入園して家族が増えたことを嬉しく思うこと。■ここはみんなの家なのだから、ホームをすでに出た子どもたちも、これから出る子どもたちも、帰りたくなったらいつでも帰って来ていいこと。■スタッフにはこれまでと変わらずみんなで協力しながら子どもたちを守り育てていってほしいこと。-------- メー美和が分かりやすい日本語で語ったこの挨拶をタイ語に訳したのはナットでした。

最後は別途用意しておいた花輪と聖水をガジュマルの木に供えて解散。バーンロムサイの子どもたちとスタッフのまた新たな一年が始まりました。