プローイ
『プローイとバンコク』
10月10日から25日まで初のバンコクでの展覧会を、以前からサポートしてくださっているboy Rikyuで開催させていただきました。boy Rikyuのスタッフの皆様の全面的大協力のおかげもあり、そしてたくさんの方々が会場に来てくださったおかげで、初バンコク展覧会は大成功でした。boy Rikyuのみなさま、そして会場に来てくださったみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
その展覧会の最終日、今回展示販売した中で一番多くの絵を描いたプローイを販売と搬出のお手伝いとして一緒に連れて行きました。そして2泊3日の滞在中、募金箱を置いてくださっているお店などへお伺いして、お金をかぞえ、ご寄付を受け取るという大切な仕事にも同行。色々な事を見て経験して、何か感じ取って来て欲しいという美和さんの強い思いがあっての今回のバンコク出張です。
展覧会後の搬出の仕事も手があくと何が出来るかと見回し、ボーっとすることなく働いていました。
もくもくと展覧会の片付けをやるプローイ
プローイの絵
今回は出張だから厳しく!と思っていたのですが「搬出も頑張って手伝ったし・・」と、さらにバンコクの有名ヘアサロンboy Rikyuでカットしてもらう機会はそうそうないと、すでに甘い自分に反省しつつ、スタイリストのTUKさんにカットをお願いしちゃいました。
素敵なサロンで緊張気味
かわいいセミショートとなったプローイ。TUKさんと
せっかくバンコクへ行くのだから仕事以外で何かしたい事は?!と聞くと、「キティちゃん!」です・・(泣)。せめて有名なお寺に行ってみたいとか、なんとかかんとかと思いましたが、キティでした。
搬出の翌日募金箱回収前にその有名なキティちゃんだらけの所に寄りました。すごいところです!
おそらく私は一生の内にこのような場所に入るのは最初で最後だと思いますが、カフェもショップも全部キティ。ピンクだらけ。そして高い!しかし結構人が入っている!という必要のない社会勉強をさせてもらい、一方プローイはというと、結構楽しんだようで、高くて買う事はできませんでしたが、まずは大満足のようでした。タイ人はキティ好きが多いのですね。
ご満悦
募金箱を置いてくださっているお店で美味しいお昼ご飯やフレッシュジューズなどをごちそうになり、色々な方に支えられているということを少し分かってもらえたのでは?!と思います。ご寄付を数える時も彼女なりに効率よく出来る方法を考えてやっていました。
もくもくと数える
ゆっくりする時間もなくバタバタのバンコク滞在となりましたが、色々な人がいて、色々な仕事があり、色々な可能性が世の中に、プローイにあることを、大都会バンコクの様々な場所で触れて感じて、すぐに「これっ!」というものは出ないとは思うけれど、プローイの成長のきっかけになればと思います。
ルンピニー公園の大トカゲとプローイ
最後に何が一番印象に残ったか?と聞くと「キティちゃん」でした・・・・。今回小姑のように細かいことをたくさん注意したりもしたのですが、一昔前だったら滝のような涙を流してしばらく泣いていたのが、素直に謝ったり、納得したりと、当たり前と言えば当たり前ですが、以前に比べると成長しているなと感じたのと、ホシハナで鍛えられたのか、結構気がつくところも多々あり、わたし、いたわってももらいました。腹がたつのは可愛いからだな、などと思いつつ、プローイとのバンコク2泊3日の出張は終わりました。
『プローイとホシハナ』
11月から2月、タイは乾季。そしてハイシーズン。特に11月はロイクラトンのお祭りがあるのでホシハナは満室が続く繁忙期に入っています。
朝、6時前はちょっと肌寒く、少し明るくなりつつあり、キーンとした空気の気持ち良い時間です。
土の家と三日月
そしてホシハナは、7時前からお掃除やお食事の準備が始まります。
新人の若いピー、色々な事を覚えてきました。
貫禄のジャイディの顔を朝みると、ホッとします。
朝食のセッティングをするピー
掃除のプロ、ジャイディ
そしてキッチンではプロイが朝ごはんの準備を一人で全部任されています。さらにこの日は、お粥とタイヤイ麺、フレンチトーストと3種類。
もくもくと準備
余裕の笑顔
タイスタイル(お粥)完成!
付け合わせの空芯菜。炒め中
空芯菜炒め 歯ごたえが丁度良く美味
フレンチトーストもお任せ!
タイヤイ麺とフレンチトースト付け合わせも同時進行
食事を作りながら後輩ピーに洗い物の指示もするプローイ
食堂へのサーブにも入り、帰って来る時のプローイのこの顔!!
彼女のテンションがあがり、とっても自信に満ち、楽しい時の顔です。
実はこの日、プローイはお休みの日だったのですが、朝食のオーダーがたくさん入っているのを見て、自分で判断して朝早く来たのだそうです。プローイが来ないと思っていたタッグさんは、その自主性に感動。ちょっと涙目でプローイが今どれだけ成長しているかを、その後話してくれました。
食事を作ることやお客様に接っする事が楽しくて、そしてもっと勉強したい!と彼女が思えば、チャンスはあるのです。サポートします。思っていることをうまく言葉で表現できない事も多々あるので、こうしたい!と人に流されず自分の考えをもち、伝えられるようになって欲しい。でもこうして少しゆっくりだけど、確実に成長しているプローイを見ているともう少し見守って彼女が自分から動くのを待とうと思うのです。
18歳を過ぎて卒園した子どもたちが、本当の意味での自立をするまで、そしてそれは簡単なことではないことは、すでに経験済みですし、現在進行中でもあります。18歳で卒園して「はい、さようなら」ではない、その後も本当にやりたいこと、あるいはそれを見つけるための手伝いなど、バーンロムサイの子どもへのサポートは続いてゆくのです。そしてそれはバーンロムサイにとっても大切なプロジェクトとなって来ているのを実感しています。
『アメージング タイランド!』
美和さんが、hoshihana villageの花を3種類買ってきました。ちょっと南国風の色の花もきれいですねぇ・・なんて話している時に、「あれ?!折れてる〜!」と美和さん。いや、折れているのではなく、なんと花が植木に紐でぶら下がっていたのです。では、一体この植木からはどんな花が咲くのでしょうか?!
久々のアメージング タイランドでした。
買って来た時の状態 いかにも花が咲いているよう
ビニール紐(それも緑)でぶら下がっていた南国風の花
では、あなたは誰?どんな花が咲くのか楽しみです!
麻生 賀津子 | 2015/11/10(火)
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