防災訓練
先日の土曜日、ホームの子どもたちと村の子どもたち、またバーンロムサイで働くスタッフで防災訓練が行われました。
地区の行政機関「オーボート―」から、レスキュー隊員の人達が指導に来てくれました。
まずは、午前中に図書館のミーティングルームで、事故現場の写真などを使って、事故の現状や恐ろしさについて説明を受けました。
私たちが日本で、運転免許証の書きかえ時に見る映画の雰囲気です。
ただ、バックに流れている曲が効果音としては、イマイチというか物足りないというか。
なんとなく、平和な感じの曲・・・
運転免許証書きかえ時の映画のように、ドキドキしたり、恐怖をあおるような効果音もありませんが、交通事故の多いタイではこういった写真を見るだけでも大事なことだと思います。
そして午後から、いよいよ実施訓練!
まずは、救助方法の説明です。
そしてなぜか、犬の”ダム”がステージの一番いい場所に。誰も気にする様子もなく、説明が続けられていてなんとも和やかな雰囲気。
子どもたちは、真剣に話を聞いています。
ガスボンベが気になりつつも、消火訓練開始です。
子どたちは少し照れながらも、全員はりきって参加。
この辺の家では、ガスボンベを使っています。
きっと、ガスボンベでの火災が多いのでしょうか、ガスボンベ中心の消火訓練を行いました。
まずは、ガスボンベに付いているいるホースの先に引火した場合。
えっ?ホースに火?と思いつつ・・
ホースの先を親指で押さえて消す訓練。
保母のティムさんも率先して参加です。
そして、次はまさかのガスボンベに引火した場合の訓練。
大丈夫ですか?爆発とかしないんですか?
日本では、カセットコンロのボンベにも火を近づけるけるなって書いてありますよ!!
・・・と内心思っていたのは、私だけでしょうか?
でも、ここはタイです。
しかも、専門家が行う訓練です。安全には十分気をつけて行われていることを確認し、訓練に集中します。
まずは、消火器で消す訓練。
子どもたちは全員体験しました。
最後は、落ち着いてガスボンベの栓をひねって火を消す訓練。
髪の毛などに引火しないよう十分注意し、低い姿勢で頭を下げて栓をひねります。
最年少のアーパーイは、熱かったからか、怖かったのか一人だけ火を消すことが
できませんでした。
そして、悔し涙??
私も消火器で消す訓練をさせてもらいましたが、実際に火の前に立つと怖いものです。
こうして訓練で実際の火災に備え、みんな落ち着いた行動がとれることが、何よりも大切だと改めて思いました。
でも高校生くらいの時って、なんとなく訓練自体恥かしい年頃だよね。ゴイ!
学校での防災訓練を思い出し、なつかしい気持ちにもなった1日でした。
真崎 洋子 | 2011/11/23(水)
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