祠と儀式
タイでは祠をよく見かけます。民家やお店、学校、とにかくどこでも必ず敷地内に祠があります。
これはその土地の神様、あるいは精霊を奉るためのものです。
タイでは家をはじめ何か建物を建てる場合は、その土地に古代から住み着いている精霊にご迷惑をかけることになるので、その精霊が怒らないように、また守護していただくために祠を建てるそうです。
うちの夫のお店でも先日祠を建てる儀式を行いました。
開店からちょうど一年、それまではお店の一角にお供え場所があったのですが、一年間なんとかお店を続けられたということで、きちんとした祠を建てることになったのです。
その儀式に立ち会うのは初めての経験でした。
朝からお供え物のお料理やお菓子などを準備するのを手伝っていたのですが、その中には、祠の中に住んでいただく老夫婦、お仕えする男女、馬、象、踊り子といった小さな人形までありました。
この祠に住んでいただき、ここを守ってもらうのだそうです。
まずは祠を設置。
それから住人となるお人形たちやお供え物を順番に配置。
お坊さんとは違うのですが、こういった儀式を執り行える師をお呼びして、人形の設置から祠を祭り付けるまですべてやっていただきました。
配置する場所、順番などに決まりがあるようでした。
そして完成した祠がこれ。
その後、お経をあげてもらったのですが、何と言っているのかわからないものの、とても静粛な気持ちになりました。
また、タイの人々の信仰の深さを感じたときでした。
そしてこれはこの祠を設置する場所の下から掘り出されたもの。
古い木が石になりかけているものでした。
元々の住人だったものを掘り出してしまうことになったので、この古木もきちんと奉らなくてはいけないということです。
これからもお店をお守りください、と祈りを捧げて敬意を払わずにはいられない思いでした。
お店はチェンマイの空港からわりと近くにあります。
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■宮城県/仙台市 ギャラリー杜間道(トウゲンドウ)「バーンロムサイ展」のお知らせ
8月3日(金)より8月7日(火)まで、宮城県仙台市の「ギャラリー杜間道(トウゲンドウ)」にて「バーンロムサイ展 【タイの子どもたちの家】から届くもの」が開催されます。夏に大活躍するコットンやリネンのトップスや新型タイパンツなどのバリエーションが楽しいボトムス、鮮やかな刺繍が目を惹く古布アイテムやカラフルなさきおり商品などをご用意しております。
杜間道さんは、職人さんの手による手間ひまかけた日常雑貨や、シンプルで長く愛される家具、絵画などを扱っていらっしゃるショップ。こじんまりとしたすてきな空間です。ぜひ皆様お誘い合わせの上、足をお運びください。
ギャラリー杜間道(トウゲンドウ)
「バーンロムサイ展 【タイの子どもたちの家】から届くもの」
期間:8月3日(金)~8月7日(火)
時間:11:30~18:30 ※最終日は17:00まで
場所:〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-8 1階
tel.&fax. 022-224-7066
website :
http://www.tougendo.jp■秋田県秋田市 小松クラフトスペース「バーンロムサイ展」開催のお知らせ
7月14日(土)より8月4日(土)まで、秋田県秋田市の「小松クラフトスペース」にて、毎夏恒例の「バーンロムサイ展」を開催しています。今回も夏季に心地よいリネンやコットン素材の洋服やホームウエア、彩り鮮やかな古布やさき織りの雑貨、肌触りの良いちぢみガーゼブランケット、手編みの淵飾りがかわいいスカーフなど豊富な品揃えで皆様のご来場をお待ちしております。
・秋田県秋田市 小松クラフトスペース
「バーンロムサイ展」
期間: 2012年7月14日(土)~8月4日(土)
時間:10:00~18:00 期間中無休
場所:〒010-0001 秋田県秋田市中通4丁目17-9
TEL 018-837-1118
http://komatsucraft.com/
上田 真理子 | 2012/08/03(金)
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