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絶対手に職を!

17日、『 BOY/Rikyu + banromsaiワークショップ “ハンドメイドファッションショー”』が無事終わりました。大成功!!!

クリエイティブでプロフェッショナルなBOY/Rikyu の日本人、タイ人スタッフの皆さんとバーンロムサイの子どもたちが力を合わせて作り上げた、本当の本当の“ハンドメイドファッションショー”。詳細は後日あらためて日記でご紹介しますが、このプロジェクトの主旨の中には、アーティストでもあり、職人でもあるBOY/Rikyuの皆さんと一緒にやることによって、子どもたちが 
①将来の職業の選択肢としてたくさんの「人を綺麗にする仕事」がある事を知る
②一つのファッションショーを作りあげるために、音楽や照明、舞台美術・映像などなど多くの職人技が結集して始めて成功するということを知る 
・・・という事も重要なポイントとして含まれていました。

これはまさに今、バーンロムサイが直面している事に密接にかかわっていて、とっても良いタイミングでこのプロジェクトをやってくださったのだと、終わってみてあらためてBOY/Rikyuの皆さまに感謝しています!
今、中学3年生の子どもたちが、スーワイ、ガノック、プロイ、タン、オンの5名。中学2年生の子どもたちが、ミウ、ダウレック、ボーイの3名。
タイは中学3年生で義務教育は終わりますが、この先子どもたちがホームを離れてタイの社会で生きて行くには高校卒業の資格があった方が多くの職業につける可能性があります。しかしうちの子どもたちは、決して勉強が出来るわけではないし、勉強が大好き!だから絶対高校に進みたい!という子どもは上記の中には一人もいません。(ガノックがもしかしたら・・?!)
そのかわり、オンは兄のヌンやポンを見て「僕も技術系の専門高校に進みたい」と男性タイ人スタッフに話していますし、スーワイは看護士さんのように何か人を助ける仕事につきたいと以前から言っていますし、ミウは人を綺麗にする仕事につきたい!と先日はっきりと意思を伝えてくれました。再来年には中学を卒業するミウにとって、自分の進みたい道が今回のワークショップで、さらに現実感を持ったのではないかと思います。

今回はスタッフとして、モデルのダウレックの髪を真剣な表情でミツアミにしているミウ

震災後寄付が激減し、経済的に苦しい昨今、教育費に関しては、タイ人スタッフたちとしっかり何度も話しあいながら、本当に子どもたちのためになる有効な使い方をしてゆかなくてはなりません。勉強が嫌いな子に無理に普通高校に行かせることはせず、高卒の資格を取る事を念頭におきながら、手に職を付けるための専門学校に通わせる事を前提に、義務教育を終える子どもたちの進路を決めてゆく大切な時期に来ています。
すでに外で生活している18歳を過ぎた子どもたちの中で、特に「好きな事」で自立しようとしているアームとヌン。
アームはタイ古典舞踏を6年学び、舞踏を教える教師になりたいと大学進学を希望しています。小さい頃から踊るのが大好きだったアームは「タイ古典舞踏」という技術を身に付け、好きな事で身をたてようと、しっかり考えています。
そしてもう一人、ヌン。社会生活のノウハウに関しては相当心配な部分がありますが、とにかく中学生の時から自動車の修理工になりたい!の一点張りでここまで来て、専門高校の先生にも技術面では誉められ、自信を付けて来ました。

「好きこそ物の上手なれ」です!

学期休み中、スタッフのバイクの修理をするヌン

絶対これがしたい!絶対これになりたい!という強い気持ちを持てるような何か「好きな事」を見つけて欲しい。もうこれは「いつか見つけて欲しい」ではなく中学卒業前に出来たら見つけて欲しいのです。途中で違うものに変わってしまってもそれはそれで良いと思います。またその違うものに向ってゆけば良いのですから・・・。

こうしてBOY/Rikyuの皆さんとのワークショップという、素晴らしい経験をさせてもらったのですから、そこから何かを感じ、特に今中学3年・2年の子どもたちには、真剣に自分の「好きな事」「やりたい事」を考えて欲しいと思います。

照明器具を修理するゲン

ポーダムも「教え甲斐がある」とつきっきりでした

今回私が一番嬉しかったのは、ゲン。照明担当スタッフとして、照明器具を使えるように修理をしたり、それはそれは良く働いていました。ポーダムやポーコムに教えてもらいながら、結構器用に壊れた器具を直すのです。私の家の電気が壊れたら直してね、と言うと、満面の笑み!かわいい!!!
彼は勉強は出来ないけれど、好きなことへの集中力はとってもあるので、バーンロムサイの大工さんたちのように、大工仕事から電気工事まで何でも出来る人になってもらえると嬉しいです。


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埼玉県/八潮 「木の店 木楽」にてバーンロムサイ展が開催中です!

10月12日(金)より10月21日(日)まで、埼玉県八潮市の「木の店 気楽(きらく)」にてバーンロムサイ展が開催中です。
これからの季節にぴったりのフレアコートや落ち着いた秋色のトップス、チェンマイコットンのタイ風パンツやコーデュロイのタイスカート、ちぢみや古布商品などを取り揃え、皆様のお越しをお待ちしております!

「木楽」は「木の店」だけあって、お店の中は木の香りでいっぱい、身も心も癒される空間です。自然木や天然素材を使ったアイテムを扱っていらっしゃる、ナチュラルライフを好まれる方には恰好のショップです。
お誘い合わせの上、どうぞご来店ください!


■埼玉・八潮 木の店・木楽 「バーンロムサイ展」

期間: 2012年10月12日(金)~10月21日(日)
時間:10:30 〜 18:00
※14日(日)は営業/15日(月)はお休みとなります。
場所:〒340-0823 埼玉県八潮市古新田707
TEL: 048-960-0338
Website: http://ki-raku-t.com/index.html

麻生 賀津子 | 2012/10/19(金)

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