自分の意志で
今年中学を卒業したミウとダーウは、毎週日曜日に定時制高校へ通いながら手に職をと専門学校へ通っています。サラパッチャンというこの学校は様々なコースがあって年齢制限なく受講できます。料理、縫製、自動車修理、マッサージや美容関連などなど手に職を付けたい人や趣味で通う人もいる所で、コースによって受講日数も違うのです。
ミウとダーウが5月から通っている縫製の基礎コースはもうすぐ終了。二人がクラス最年少で2ヶ月の間にスカートを2着縫い上げました。以前の日記にもありましたが学校から帰ってくると午後縫製場のシーさんやエッさんに指導してもらえるというとても恵まれた環境なのです。そしてこの2ヶ月で分かったことは、ミウは縫製が得意ではなくまた好きではないということ。一方のダーウは結構好きで上手。
やってみて初めて分かること。これで良いのです!
縫製のコースを続けたいと言うダーウ
2作目のスカート。次は自分でデザインするそうです
ミウはかつて「人を綺麗にしてあげる仕事につきたい」と言いました。縫製のコースをとってみてやはり美容関係のコースを受講したいと自ら言い、様々なコースがある中、調べてみるとミウが受講したかったヘアカットやヘアアレンジのコースはすでに人気で満杯。ということでフェイシャルマッサージコースをこの8月から受講することになりました。その他ネイルコースなど細かくたくさんあるので、美容関連の中でもミウにあった「コレ!」というものに出会えるといいな・・と思います。
オチャメなおばさんと言われていた頃
こんなに大人になりました
今までは将来のことなど何を聞いても「マイ ルー(わかんな〜い)」と自分のことを他人事のように言っていた子どもたちも、人によってスピードは違いますが少しずつ自分の意志で考え、行動するようになってきました。
18歳になると卒園してゆく彼らの進路や自立に対してどうしても焦りの気持ちが出てしまいますが、すでに外に暮らす子どもたち、かつて年中組と言われていた現在の年長組の子どもたちを見ていると、全員ではないにしろ、なんとか暮らしてゆけるかな・・と感じる事が増えた今日この頃です。
どうしても外で暮らして仕事をするのが難しい子どもたちには、すぐ近くに住んでホームの中で仕事をするなど別のプロジェクトを作ってサポートすることも考え中。
そして何かあればいつでもバーンロムサイを実家と思い、またここにいるポーやメー(お父さんやお母さん)を頼って相談に来たり出来るように、バーンロムサイが存続し続けることがここで育った子どもたちのためにも大切なのだと、ひょっこり現れてはまた南の方へ働きに行ったグライや、何かあるたびに報告に来てくれるピーダーウを見てて思うのでした。
『日本各地でバーンロムサイのイベント開催中!』
日本は猛暑が続いているとのこと。
暑中お見舞い申し上げます!
実はこの時期チェンマイは朝晩日本より涼しいのです。
hoshihana villageにいらっしゃるお客様からは昨年同様「タイへ避暑に来たみたい」という声が。昨日は薄いブランケットでは明け方寒いくらいでした。
・・という涼しい自慢をしてしまうのは、暑い日本を抜け出してタイへ遊びにいらしてくださいというお誘いです。もちろん宿泊先はhoshihana village!
でもなかなか忙しくて海外には・・という方には、日本各地で開催中のバーンロムサイのイベントへ足をお運びください。チェンマイのバーンロムサイで製作しているからこその夏らしい一品に必ず出会うことができます。
現在下記の場所でイベントを開催中。詳しくは
http://www.banromsai.jp/ の
お知らせをご覧ください。
■北海道/札幌市 「fu do ki in sabita」に出展中!
■東京都/日本橋 「日本橋高島屋7F クロスロード7」にて
バーンロムサイ展が開催中!
■秋田県/秋田市 「小松クラフトスペース」にて
バーンロムサイ展が開催中!
■長野県/長野市 「ガレリア表参道」バーンロムサイと仲間たち展が開催中!26日土曜日までです!
麻生 賀津子 | 2014/07/20(日)
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