ワン デック
毎年1月の第2土曜日はタイの子どもの日「ワン デック」です。今年は1月10日の土曜日。子どもたちの多くが通う市内の学校では、前の日の金曜日に子どもの日のイベントがあり、何度か見に行った事がありますが、タイらしい派手派手化粧の子どもたち、さらにすでに女装して幸せ一杯のゲイの子どももいたりと(タイはゲイに対して懐が深いといつも感じています)、とても楽しそうに歌って踊ってのイベントです。そしてこの子どもの日のイベントは各地で盛大に催され、今年もバーンロムサイの子どもたちは村役場のイベントへ遊びに行くことになっていました・・・が、先日の日記にもあったように1月8日からこの乾季には信じられない大雨が降り、さらにとても寒い日々。この雨は2日間みっちり降り続け、結局10日土曜日のイベントは足場のこともあり翌週17日の土曜日に延期となってしまいました。
スタッフのベン(37歳)曰く、彼の記憶にある限り子どもの日のある時期に雨が降ったことがないとのこと。でも村役場イベントは延期になっても子どもたちには楽しみにしていることがありました。
今、毎週土曜日9時からボランティアで子どもたちやスタッフにヨガを教えてくださっているご近所のプリアオ先生(プリアオ=酸っぱいとい意味)が子どもたち全員を近所のレストランへご招待してくださったのです。この日は男の子のサッカーもお休みで、まずは朝のヨガレッスンに男子初参加。
男の子初参加、ヨガ教室
向かって左端のセンダーウ。毎回参加しています
縫製場チーム。エッさん本気です。今回はプーとチャーンが参加
その後車で5分のところですが、皆、思いっきりオメカシして出かけてゆきました。ビュッフェスタイルの食事にたくさんのデザート。歌って踊って食べて遊んでの楽しい時間を過ごし大満足の子どもたち。楽しい子どもの日となりました。
ビュッフェスタイル 何度もおかわり
いただきます!
エーの面倒をみるビー兄さん
オームシンの面倒をみるアーパイ姉さん
ダンスタイム!
踊り大好き、チャイとチョーク双子の兄弟
アイスクリームを子どもたちへ。プリアオ先生
プリアオ先生ご夫妻、ありがとうございました!
明後日の土曜日、うちの子どもたちも村の子どもたちも延期になった子どもの日のイベントを思いっきり楽しむことと思います。
『悩むお年頃』
ダーウと一緒に昨年中学を卒業したミウは人を綺麗にする仕事がしたいと最初SPAのコースで勉強しましたが、そこが終わると次のコースがすでに定員となってしまっていて、マッサージしかり、ヘアアレンジしかり、いつも後手後手となってしまう彼女は、なかなか先の希望のコースに進めないのです。本人なりに努力して学校の人に聞いたりしているのですが、大人も生活のために手に職をと必死に通う専門学校なのでどうしても人気のコースはすぐに一杯になってしまいます。そうこうしているうちに月日はたち、定時制高校に通う日曜日以外家にいるミウは、まだ保育園に通っていないエーとオームシンの面倒をみたり、食事作りを手伝ったりと家の仕事をしているのです。
オームシンもミウにとてもなついています
保母のリーダー ティムさんは、「彼女は絶対保母にむいている!子どもの面倒の見方もうまいし、食事作りだって覚えが早いし、薬のことももう殆ど分かっているから、彼女を保母のリーダーに育てたい!」と少々興奮気味に後継者への期待を膨らませ何度も熱く語っています。彼女に保母さんになりたいかとまだ聞いていません。でも子どもたちの誰かが保母さんになってくれるのはとても嬉しい事。そして専門学校の行きたいコースの申し込みにどうしてものりおくれてしまうちょっとノンビリのミウが、実は保母の才能があるというのも、嬉しい発見です。でも18歳になる前に、せっかく勉強できる機会があるのですから、自分の進みたいコースにしっかり申し込み、マッサージやヘアメイクなど何か手に職を付けておいて欲しいと私は思います。彼女なりに色々考えてはいるのです。ガンバレ、ミウ!
麻生 賀津子 | 2015/01/15(木)
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