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智子さん

先日の写真日記にも少し名前が出ていましたが、現在バーンロムサイでは佐々木智子さんをデザイナーに向かえ、現在今年の春から夏にかけての商品をせっせとつくっています。

佐々木智子さん

智子さんとバーンロムサイの出会いは2011年。
智子さんは当時札幌でcholonというお店をされていて、バーンロムサイでつくっていた古布ポーチにひとめ惚れし、「ぜひcholonでもバーンロムサイの商品を扱いたい」と申し出ていただいたことから、お付き合いがはじまりました。
その後2014年1月に17年続けてこられたお店をたたまれてからhoshihana villageに宿泊し、バーンロムサイのものづくりの現場にも実際に触れ、「なにか力になれたら」と強力な助っ人としてバーンロムサイに関わっていただけることになりました。そして現在ではバーンロムサイのデザイナーとして生地の購入から新商品の企画&発注まで本格的に携わっていただいています。
現在、約3ヶ月に1回のペースで2週間ほどチェンマイの縫製場にやってくる智子さんは、サンプルをつくったり、布の買出しにいったり、発注の指示を出したり、はたまた新商品の撮影に立ち会ったりと、毎回盛りだくさんで大忙しです。

撮影中の様子

今回の滞在でも、夏に向けて新商品が誕生しました。

カシュクールワンピース

羽織りとしてのコーディネート

ワンピースのように着てもよいし、前をあけて羽織るもよし。
さらっと着ることのできるシングルガーゼは特にチェンマイの長い雨季の間、とても重宝します。肌触りがよく、何よりとても軽くて涼しくて、私は大好きな素材です。
写真のブルーは今年の春の新色。最近は大量に買った布を、工場で染めてもらうことが多くなりました。

左が、持ち込んだ布の色。右が上がってきた色。とてもきれいです。

きれいに染まる!と喜んだのもつかの間。先日布が足りなくなってきたので同じ色をまた新たに1ロール染めてもらったところ、ほんの少し色が違ってあがってきました。
よく見ないとわからないくらいの違いだったのですが、オーダーする度にずれていったら最初と全然違う色になるから、気をつけないとねと裁断担当のラダーさんと話しているところです。
日本の「ふつう」や「当たり前」がなかなか通じないタイ。最近新しく入ってきたスタッフに教えてもらったのですが、以前彼女が「タイ語で常識はなんと言うの?」と日本語のできるタイ人に聞いたところ、みんななんだったっけ、、と考え込んでしまったそう。使わない言葉はすたれていくから、それだけ生活に根付いていない言葉なんだなぁと思って笑ってしまいました。まだまだ面食らうことも多々ありますが、「サバイ(気持ちよくいること)」を大切な価値観とおき、あくせくしないタイ人はなぜか憎めない愛嬌があり、時にうらやましく感じることさえあります。
まだまだ日本は真冬のまっただ中かと思いますが、今年の夏にはぜひシングルガーゼの肌触りのよさを感じていただけたらと思います。

山田麻莉子 | 2015/02/05(木)

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