人生うまくできている!~お母さんと呼ばれる日
はじめまして。年明けよりチェンマイのバーンロムサイでボランティアをさせていただいております、大原美穂と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、チェンマイのバーンロムサイでは女性スタッフはみんな下の名前で「メー○○」と呼ばれています。これは日本語で「○○お母さん」と言う意味です。ところが私の名前は日本の美穂さんと被っており、さてどうする?となりました。
さすがに「美穂」はマズイ。「みぃ」だと以前のボランティアと混乱する。「大原」はタイ人が発音すると違う名前になってしまう。何かタイ語の名前はないのか??? 長い議論の末「メータプティム」に決定しました。
タプティムとはタイ語で果物の「ざくろ」と宝石の「ルビー」と言う意味を持ちます。実は私、約5年半バンコクで暮らしており、シーズンが来るとどこかとでざくろジュースを買って来ては毎日飲んでいたので、前の職場で同僚に「クンナーイタプティム」と呼ばれていました。(クンナーイとは地位の高い女性の敬称、ざくろジュースはちょっと高いので。。。笑)
ざくろジュースの屋台はタイの乾季の風物詩です
これはスペシャルオーダーのざくろジュース
「美穂姉さんのざくろ100%」と書かれています
タイでは乾季になるとざくろジュースの屋台が顔を出します。日本ではこんな贅沢な搾りたてのざくろジースは飲めません。価格はココナッツジュースやオレンジジュースの約2倍で40~50バーツ。それでも日本円にして150円くらいでしょうか?
女性に欠かせない潤い成分たっぷりの天然サプリメントなのです。何故かチェンマイでは見かけないので悲しい。。。
抱き上げるとほっぺにチュッとしてくれる
天使のように可愛いオームシン
食堂に上がって行くと小さな子どもたちが「メータープティーム!」と私を呼びながら駆けて来ます。オフィスで仕事をしていると、少し大きくなった女の子が「メータプティーム!今日はホームでごはん食べる?」と後ろから抱きついて来ます。
仕事を終えて家に向かっていると、ホームの掃除をしている男の子がちょっと遠巻きに「メータプティム、サワッディー カップ!」と作業の手を止めてきれいなワイをしてくれます。
両膝にふたり、後ろからも!
体力勝負です
そのたくさんの小さい体を抱きかかえ、幼児特有の少し高い体温に鼻を埋める時。思春期特有の女の子の恥ずかしそうに甘えてくる細い体を抱きしめる時。男の子たちの今にも目を逸らしそうにハニカんだ笑顔に触れる時。。。これまで味わったことのない、甘酸っぱ~い幸せな気持ちが込み上げてくるのです。
テレビに夢中で、見向きもされないことも(泣)
あ~。。。子供を持ったことのない私がお母さんと呼ばれる日が来るなんて!
しかも、小さい子も大きい子も、男の子も女の子も一度に抱きしめることができるなんて!
人生って本当にうまくできている。。。
私に新しい幸せをもたらしてくれる、この可愛~い子どもたちがずっとずっと幸せであります様に。。。
そのために今日も頑張るぞ~!
大原美穂 | 2015/02/13(金)
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