どんな夏休み?
8月。日本は大暑、最も暑い頃。チェンマイの夏休みは4月(今年も42度になったそう)ですが、日本の子どもたちも夏休みに入ってから雨が全く降らず、エアコンのない日本事務所では団扇が手放せない。さすが水無月…日本の季節感にをぴったり表す旧暦を今再び生活に取り入れている人も最近は多いように感じます。
夏休みと言えば、私が通った東京ドイツ学年(現在はDeutsche Schule Tokyo Yokohama)は、本国ドイツ同様、夏休みは6月最後の週末から9月早々まで。2ヵ月ちょっと、部活も宿題もなく、ただただ何もない「夏休み」。学校最終日のワクワク感たるや、"宿題が…”とか”部活が…”など、何一つない分、そのブッ飛んだウキウキ感たるや、雄叫びをあげたくなるほど。
ドイツ学園は通常も毎週「土日は完全に休み」。学校から何か集合がかかる事もなく、毎週2日間はスイッチOFF。毎日の宿題は沢山出るし(週末も大量に)、学年ごとに成績が悪い子どもたちはバンバン落とされます。
日本で言う”センパイ”がいつの間に”同級生”になり、あらっ?と言う間に”コウハイ”になっていることもありますが、よくある事なのであまり問題視されず。
今は不登校などはよく生徒側の問題とされますが、しくみを変えれば減るのかも?発想を変えて、学校側の体質を変えたら?と思ったり。あくまでも生徒側の問題として心理や福祉スタッフにケアされてしまうと…よりコンプレックスが深くなってしまわないのでしょうか?教育も他の国では様変わりですので、何かもっと良い形がつくれないものか?「旅行行くから月曜日休んだら」と言われ、私のように「嫌だ〜、学校行く」と言える子どもたちが増えますように。
当時のドイツ学園は休んでいる期間は連絡ナシでOK。その代わり、次に出席した日に休んだ理由を書いた親からの「詫び状(Entschuldigungs Brief)」を先生に渡せばOK。
友人ですが、夏休みの宿題をなくしたら?と思い切って担任の先生に直談判してみたら、同い年の子どもを持つその先生も実は自分の子どもに関しても精神衛生上良くないと思う、と同意見だった…という話を聞きました。
バーンロムサイの子どもたちも真夏の水掛祭りが一番好き、と現地スタッフが話していました。
お日様の力を全身で感じるこの季節、まずは一年のストレススイッチを切って子どもたちも存分に遊んで、楽しめる夏でありますように!
葉山一色Blue Moon内のチャリティーブースも8月31日まで。
名取美穂 | 2015/08/01(土)
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