バーンロムサイ展 @バンコク Rikyu
9月28日からバンコクの美容室Rikyuでバーンロムサイ展が開催されています。バンコクでのバーンロムサイ展は今年3年目で、この展示を楽しみに待ってくださっているバンコクの方もいらっしゃると聞きました。
このバーンロムサイ展に向けて、スタッフ一同数ヶ月にわたって準備をしてきたので、無事にスタートすることができてほっとしています。
今回の写真日記では、バーンロムサイ展の舞台裏を少しと会場の様子をご紹介したいと思います。
バンコクへ向けて梱包をするさとみさん
生産管理も大事な仕事です。
ショップ担当のあやかさん
初めてのバンコクでのイベントに向け、
いつにも増して気合いが入ります。
設営は、Rikyuのスタッフさん、元スタッフさんも駆けつけて手伝ってくださいました。
白い会場に、バーンロムサイのお洋服がよく映えます。
毎年バーンロムサイを紹介する展示を行っていますが、今年は「公共プロジェクト」を紹介する展示となっています。1999年開設当初はHIV/AIDSについて正しい知識を持つ人も少なく、村の中で差別され、つらい出来事もたくさんありましたが、村の人たちとの溝を埋めるためにスタッフが知恵を出し合って始めたのが公共プロジェクトです。
図書館プロジェクト、青少年サッカープロジェクト、女子バレーボールプロジェクト、コミュニティスポーツ大会、環境保護プロジェクト、レスキュー訓練など、村の子どもたちとバーンロムサイの子どもたちが楽しく参加できる活動を継続して実施しています。これらの活動を通して、村の子どもたちはバーンロムサイに親しみ、大人たちからも理解され、今では村の中での差別はなくなったと言ってもいいと思います。
これらの活動も多くの方々からの支援によって成り立っています。バーンロムサイは孤児や様々な理由で親と生活できない子どもたちのための生活施設ですが、村の子どもたちにとっても大切な居場所になっていること、差別や偏見をなくすためのこのような活動を継続的に行っていることを多くの方に知っていただきたく、今回の展示を企画しました。
また、今年は初めて日・英・タイの三か国語でパネルを用意しました。
これだけあるプロジェクトの紹介を全て書くには、日本語だけでも思っていた以上の時間がかかりました。日本語を書き終わったら、次は翻訳です。英語への翻訳は逗子事務所の華子さん、タイ語へはチェンマイスタッフのベンさん、ダムさんが協力してくれました。それらの文章のチェックをし、仕上げていきます。
今回の水玉のカラフルな可愛い展示のアイディアはバーンロムサイデザイナー智子さんのアイディア。それぞれ文字数がばらばらの文章も、丸いパネルになれば、違和感がありません。ポップで可愛い展示に仕上がりました。
いざ、イベントが始まってみると、本当にたくさんの方が足を運んでくださり、会場はとてもにぎわっているそうです。日本人のお客様だけではなく、タイ人、その他の国のお客様も多いそうですが、みなさんパネルを熱心に読んでくださっているとの報告を受け、とても嬉しく思いました。
バンコクにお住いの方は、是非会場で公共プロジェクトについての紹介を見ていただければと思います。各活動は、バーンロムサイの過去の写真日記でもご紹介していますので、そちらでもご覧いただけます。
(会場の写真:佐々木智子)
■イベント詳細
https://www.banromsai.jp/information/?page_id=418banromsai exhibition
【会場】
Rikyu
45 Sukhumvit 24, Klohgton, Klongtoey, Bangkok 10110
【期間】
9月28日ー10月10日
水曜定休
【時間】
9:30-18:30
9:30-19:00(Fri,Sat)
9:30-17:00(Oct.10)
~おまけ1~
ホシハナショップのマネキン
ちぢみガーゼは定番の人気商品
子どもの描いた絵がプリントされたTシャツ
3種類あります。
山下曜子 | 2017/09/30(土)
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