プレ幼稚園に通い始めたデーンとノーベル
バーンロムサイの子どもたちは、みんな外の幼稚園、学校に通っています。
時々、バーンロムサイが学校だと思われている方もいらっしゃいますが、ここは子どもたちの家です。朝、学校に行き、夕方帰ってきます。
タイの教育制度は、日本と同じで、幼稚園/保育園があり、義務教育は小学校と中学校。バーンロムサイの子どもたちは、以前は定時制高校に通いながらホシハナヴィレッジで働くという子もいましたが、最近は、普通高校に通い、大学に進学するというのが一般的になってきています。
小学校に上がるのは7歳になる年というのも日本と同じですが、タイでは様々な事情で他の子たちとは違う年齢で小学校に上がる子もいるようです。
例えば、バーンロムサイでも、小学校に上がる年でホームに来た場合、新しい環境、人、生活に慣れるだけでも大変なので、その年は幼稚園の年長組に行かせ、翌年から小学校という場合もあります。
3歳のピーマイは、プレ幼稚園(ナーサリー)という幼稚園とはまた違う、それ以下の年齢の子どもが通う施設に通っています。
2019年5月に新しくホームに来た、ソーン、マイ、デーン、ノーベルの4人。
ソーンとマイは、ナンプレー幼稚園に通っています。デーンとノーベルも、プレ幼稚園に行かせようとしたのですが、まだ自分でトイレも言えず、来た当初はデーンは誰の顔を見ても大泣きするような状況だったので、しばらくホームで様子を見ようと、お留守番組でした。
今は、自分でトイレが言えるようになり、知らない大人を見ても泣かなくなったので、そろそろ良いのではないかということで、10月7日からプレ幼稚園に通い始めました。
通常、幼稚園以上の子どもたちは、前期と後期の間の約1ヶ月の休みに入りますが、プレ幼稚園はサマースクールということで通うことができます。
以前は、プレ幼稚園もナンプレー幼稚園/小学校/中学校と同じ敷地にあったのですが、たしか2年ほど前に近くの別の場所に引っ越しをしました。
今は、バーンロムサイの子どもはピーマイ、デーン、ノーベルの3人が通っています。
かわいい靴!
3人の靴を見つけました。
デーンは左右反対。
10月8日、プレ幼稚園2日目に、ベンさんと2人で様子を見に行ってきました。行った時は、ちょうど塗り絵中。
みんな自由
一生懸命色を塗っているノーベルと
ホームにいる時と同じくきょろきょろ、
うろうろ落ち着きのないデーン
初めて、日中の幼稚園に様子を見に行ったのですが、ピーマイは家にいる時よりもおとなしくて、最初ベンさんは見つけられないぐらいでした。
「ピーマイちゃんと2人の面倒みてるかー?」
とベンさん
周りの状況に左右されず色を塗り続けるノーベル
ノーベルに指導するピーマイ
・・・と思ったら、そうでもなかった(^_^;)
ピーマイは内弁慶なのでしょうか。ホームにいる時は「見て見てー!」「写真撮ってー!」「撮った写真見せてー!」と休む暇なくしゃべっていますが、幼稚園では大人しかったです。
それから、ピーマイとベンさんの面白エピソード。
普段ホームにいる時は、ベンさんに対してもあれこれおしゃべりして、別に怖がったりすることはないのですが、ある日ベンさんがピーマイのお迎えに行った時、何故かピーマイがギャン泣きして、ベンさん「自分が人さらいになったみたいで、参ったぞ」と頭をかいていました。
デーンは、おもちゃをひっぱり出してきて、
完全に一人の世界。
ノーベルはトイレへ。誰もついて行かなくても大丈夫。背丈が便器にちょっと足りなくて、一生懸命背伸びしているのが可愛い。
トイレから戻ってみると、みんな外で遊び始めていました。
車を乗り回す2人
ノーベルは、本当に3歳かなと思うぐらいいつも落ち着いていて(中身は40歳ぐらいじゃないかと思うことがある)、大人の気を引こうとすることもなければ、抱っこをせがむこともない。
でも、プレ幼稚園に行った初日は、ホームに帰ってきてから異様に興奮した様子で、彼なりにいろいろ感じることがあったんだろうなあと思いました。
ちびっこ暴走族!
ノーベルのこの得解な顔(^^)
ノーベルは、何かをする度に、私が見ているかどうか確認するためにちらちらこちらを見てきて、そういう子どもらしいところもあるのねと思いました。
これからもっともっと楽しんで通ってほしいなと思います。
山下曜子 | 2019/10/10(木)
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